X、「このアカウントについて」の“荒削りな点”を認め、改善へ
Xは、ユーザーのプロフィールに国や地域などを表示する「このアカウントについて」機能をグローバル展開した。しかし、導入直後から所在地表示の不正確さなどの問題が指摘されている。Xは「粗削りな点がある」と認め、一部の情報を削除しており、11月24日(米国時間)までに問題を解消する見込みだと説明している。
米Xの製品責任者、ニキータ・ビア氏は11月22日(現地時間)、10月に予告していた、ユーザーのプロフィールに新たな情報を表示する「このアカウントについて(About This Account)」機能のグローバル展開を開始したと告知した。
ユーザーのプロフィール画面の参加日(○年○月からXを利用しています>)をタップすると、そのアカウントが拠点とする国や地域などを確認できるようになると説明し、「グローバルな公共広場の健全性を確保するための重要な第一歩」と位置づけている。
だが、導入直後から表示内容の正確性に関する問題が生じている。例えば、米国のYouTuber、ハンク・グリーン氏の「アカウントの所在地」が「Japan」になっていたり、アイティメディアのNews編集部は所在地が日本なのだが、「国または地域は正確でない可能性があります」と表示されてしまったりしている。
ちなみに、Xのオーナー、イーロン・マスク氏の「このアカウントについて」をWebアプリで表示すると、「認証済み」欄が「紀元前3000年から」になっている。
ビーア氏は、「いくつか粗削りな点がある」と認め、こうした問題は火曜日(11月24日)までに解消される見込みだと説明している。また、表示されるデータに誤りがある場合は、利用可能な最良の情報に基づいて後から更新していくとし、その更新はプライバシーを守るため「遅延かつランダムなスケジュール」で行うとしている。
同氏は別のポストで、「このアカウントについて」の新機能から、アカウント作成時の国など一部の情報をいったん削除したことを明らかにした。古いアカウントを中心にデータが「100%正確ではなかった」ためとしており、その点を踏まえて情報の扱いを見直していると説明している。
本稿執筆現在、一部のアカウントでは「アカウントの所在地」の(i)をクリックすると「アカウントの拠点となる国または地域は、最近の旅行や一時的な転居の影響を受ける可能性があります。このデータは正確ではない場合があり、定期的に変更される可能性があります」と表示されるようになっている。
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