ニュース
“通常価格”に実態なし ツルハグループの通販サイトに景表法違反 原因は「メンテナンス不備」
消費者庁はドラッグストアチェーンとして知られるツルハグループの通販サイトで景品表示法に違反する行為があったと公表した。
消費者庁は11月28日、ドラッグストアチェーンとして知られるツルハグループの通販サイトで景品表示法に違反する行為があったとして、サイトを運営するツルハグループマーチャンダイジング(東京都港区)に対して措置命令を行った。
「ツルハグループe-shop本店」で今年2月から6月にかけ、シャンプーやハンドソープなど79商品で「特別価格」と「通常価格」を並べて表示していたが、この通常価格で販売していた実績はなかった。消費者庁は、景品表示法で禁じられている不当表示に当たるとして、再発防止や一般消費者への周知などを命じた。
ツルハグループは同日、ツルハグループe-shop本店に「お知らせ」を掲載。「誤認を与える表示」を謝罪するとともに、違反の原因は「商品情報管理に付随したメンテナンス不備」だったと説明している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
国勢調査かたる詐欺・偽メールに注意 総務省・警察庁などが注意喚起
総務省が10月1日に実施する国勢調査を巡り、同省や警察庁、消費者庁などが調査をかたる詐欺への注意を呼び掛けている。9月19日時点で調査を装った偽メールを複数確認しているという。
ジャパネットたかた、“おせち”の価格表示めぐり消費者庁に反論 「適切な根拠があった」
通販大手のジャパネットたかたは12日、2024年の「【2025】特大和洋おせち2段重」の価格表示が景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして措置命令を出した消費者庁に反論した。
わが家のモバイルバッテリーは大丈夫? リコール製品検索はNITE「SAFE-Lite」が便利な理由
7月20日にJR山手線で発生した火災では、火元になったモバイルバッテリーの製品名が公表される前に「リコール品だった」という情報が注目を集めた。そうしたリコール品の情報を確認できるサイトはいくつかある。
消費者庁、「パソコン工房」に措置命令 「今なら」のはずがその後も特典変わらず
消費者庁は27日、ユニットコムが運営するPCショップ「パソコン工房」で景品表示法に違反する不当な表示(有利誤認)があったとして措置命令を行った。
ロードサービスの高額請求、消費者庁が2サイトの情報公開 「ネット検索で上位だからといって信用できるとは限らない」
消費者庁は24日、Webサイト上に安い料金を掲示しながら、実際には高額な請求をしていたとして、ロードサービス業者2社の情報を公開し、注意を呼び掛けた。

