“転売チケット”、5人に1人が「購入経験あり」 20代では3人に1人
ライブ・フェスなどのチケット購入経験者のうち、5人に1人が“転売チケット”を購入したことがある──電子チケットアプリなどを展開するチケットプラス(東京都渋谷区)は11月27日、そんな調査結果を公表した。
ライブ・フェスなどのチケット購入経験者のうち、5人に1人が“転売チケット”を購入したことがある──電子チケットアプリなどを展開するチケットプラス(東京都渋谷区)は11月27日、そんな調査結果を公表した。
全国のライブ・フェス・イベントのチケット購入経験者のうち、転売されたチケットを「購入したことがある人」は全体の20.4%という結果に。特に若い世代で多く、20代では34.0%に上った。
購入経路としては「個人間仲介サイト」が51.6%と最多に。「フリマアプリ」(38.1%)、「SNS」(36.0%)、「友人や知人から」(22.8%)が続いた。
所持している「チケットを転売したことがある」とした人は16.7%に上り、同社は「誰でも簡単にチケットを出品・購入できるサイトの拡大やSNS環境の普及が、不正取引を後押ししている」との見方を示した。
転売チケットを購入あるいは購入を検討したことのある人のうち、取引において「トラブルを経験したことがある」とした人は48.7%と約半数に達した。最も多かったのは「高額転売だった」(19.7%)で、「支払い後に販売者と連絡が取れなくなった」(17.4%)、「中止時に返金がなかった」(14.5%)、「代金を払ったのに届かなかった」(12.4%)といった金銭面の被害が続いた。
価格について、定価を上回る金額で購入もしくは購入を検討した人は34.5%だった。このうち最も多かったのは「定価の1.5倍程度」(35.0%)で、「定価の10倍以上」とするケースも2.1%存在した。
調査は10月にインターネット上で実施。全国のライブ・フェス・イベントのチケット購入経験者1200人から回答を得た。
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