耳をふさがない“集音器”、NTT子会社がクラファン実施へ
NTTソノリティは3日、オープンイヤー型の集音器「cocoe Ear」を発表した。「耳元だけに音を閉じ込める」技術により耳への負担の少ないオープンイヤー型を実現したという。
NTTソノリティ(東京都新宿区)は12月3日、オープンイヤー型の集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」を発表した。23日からクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」でプロジェクトを始める。
NTTの特許技術「PSZ(パーソナライズド・サウンド・ゾーン)」技術を採用。ユーザーが聞いている音と逆位相の音波を周囲に拡散して打ち消すことで「耳元だけに音を閉じ込める」。これにより音漏れを抑えつつ耳への負担の少ないオープンイヤー型を実現した。重量は片耳約10g。
バッテリー駆動時間は約8時間(音楽再生時、集音機能時間含む)。本体のボタン1つで集音モードとイヤフォンモードの切り替えが可能だ。
専用アプリ「cocoe Connect」も提供する。アプリではモードの切り替えに加え、音量調節や左右のバランス調整、雑音抑制機能のオン/オフなども行える。
併せてBluetoothの新しい規格「Auracast」に対応のトランスミッター「cocoe Link」も発売する。これをテレビの側に設置すれば、テレビの音をcocoe Earに直接届けられるため、テレビの音量を大きくする必要がない。
GREEN FUNDINGでは、12月23日の午前10時にプロジェクトをスタートする。cocoe Ear単体(3万9600円)を2万7720円、cocoe Earとcocoe Linkのセット(5万1000円)が3万2565円になるなどの“早割”を予定している。
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