ミラ・ムラティ氏とThinking Machinesを創設した3人がOpenAIに出戻り
ミラ・ムラティ氏の新興AI企業Thinking Machines Labから、CTOのバレット・ゾフ氏ら創業メンバーを含む主要人材3人が離脱し、古巣のOpenAIへ電撃復帰した。OpenAI側は「数週間前から準備していた」としており、人材獲得競争の激化が露呈した形だ。
2024年9月に米OpenAIのCTO(最高技術責任者)を辞め、競合するスタートアップThinking Machines Labを共同創設した同社のミラ・ムラティCEOは1月14日(現地時間)、共同創業者でCTOのバレット・ゾフ氏が「別々の道を歩むことになった」とXにポストした。CTO職は、PyTorch共同開発者で2025年11月に入社したソウミス・チンタラ氏が引き継ぐ。
その約1時間後、昨年5月にOpenAIのアプリケーション担当CEOに就任したフィジー・シモ氏がXで「バレット・ゾフ氏、ルーク・メッツ氏、サム・ショーンホルツ氏をOpenAIに迎えられることを大変嬉しく思う」とポストした。シモ氏によると「これは数週間前から準備を進めてきたもの」という。
米Wiredなどは、ゾフ氏が「競合他社への機密情報共有という不適切行為」を理由に解任されたと報じている。
ゾフ氏はOpenAIで研究担当副社長を務めていたが、ムラティ氏と同じ日にOpenAIを退社し、Thinking MachineではCTOを務めていた。メッツ氏は2024年10月にOpenAIを退社し、Thinking Machineの共同創業者として名を連ねた。ショーンホルツ氏は2025年1月にOpenAIからThinking Machineに転職した。創業メンバー2人を含む主要人材3人が、古巣へと異例の復帰を果たすことになった。
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