荻窪圭のデジカメレビュープラス
令和の風景を昭和に変える面妖な“チェキ“、「instax mini Evo Cinema」でメディアの変遷を追いかけた(1/10 ページ)
なんとも面妖で面白くてハマりそうなカメラが出たものである。「instax mini Evo Cinema」だ。
富士フイルムの製品で縦にもってファインダーを覗いて撮るカメラで、製品名に「Cinema」と入っている……となれば、還暦過ぎた人は「お、フジカシングル8!」、これは往古の8mm映画を撮影する感覚で動画を撮るカメラに違いないと懐かしむ。もっと若い世代には新鮮なスタイルに映るだろう。
でも製品名は「instax mini Evo Cinema」である。instaxということは、チェキなのだ。
片手でさくっと動画を撮るカメラにしてはグリップ部が太いのであるが、それは中にinstax miniフィルムが装填されているから。
シネマカメラなのにチェキ。どういうことか。これで撮った動画をプリントすると、プリントの中で絵が動く!……ということはない。当たり前だけど。
ではどうやってチェキでシネマを実現したのか。これがなかなかチェキ的で面白いのであとで詳細を書く。
もう一つ、富士フイルムならではのエフェクトが付いた。今まで富士フイルムってXシリーズのフィルムシミュレーションしかり、instaxの様々なエフェクトしかり、フィルムカメラ時代の写りをデジタルで楽しむ、レトロっぽい撮影に定評があったのだけど、それを突き詰めて、過去へのタイムスリップ仕様にしちゃったのである。たまらんですな。
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