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令和の風景を昭和に変える面妖な“チェキ“、「instax mini Evo Cinema」でメディアの変遷を追いかけた荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/10 ページ)

なんとも面妖で面白くてハマりそうなカメラが出たものである。「instax mini Evo Cinema」だ。シネマカメラなのにチェキ。どういうことか。

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  • 1960

1960設定で左が度合1,真ん中が5,右が10。カラーの8mmフィルムで撮った風合いで、ざらつき具合や色合いがすごく懐かしい

 1965年が「フジカシングル8」が誕生した年。その頃の8mmフィルムで撮ったカラー画像のイメージだ。

 度合を上げると当時の8mmフィルムっぽい感じでノイズが乗ってきたり、フィルムの傷が再現されていたりする。

 すごく懐かしい感じ。わたしが学生時代、映研が8mmフィルムで撮った自主制作映画を思い出したりする。


この空のちょっと濁った感じといいコントラストと都いい肌色といい、まさに8mmフィルムの絵だ
  • 1970

いよいよカラーテレビの時代だ。1970設定で左が度合1,真ん中が5,右が10。我が家にカラーテレビがやって来たのも70年代だった

 1970年代はカラーテレビの時代。フレームは当時の丸みを帯びたブラウン管だ。

 度合を上げるとコントラストが低くなり、ノイズが乗ってきて、ちょっと球面に歪む。初期のブラウン管は丸かったのだなあと懐かしい。そんな中に出てきたトリニトロン管は画期的だったのだ……ってもう大昔の話です。


1970設定で撮ったうちの2匹の猫。走査線のイメージがなかなか。ディテールがよく分からないのも当時のテレビっぽい
  • 1980

1980設定で左が度合1,真ん中が5,右が10。映像系から一転して写真がモチーフ。この頃は写真に日付が入れられるようになって大流行したのだった

 今までは「映像」で時代を現していたが、1980は一転して「写真」。80年代はカメラが時計を内蔵し、フィルムに撮影日を入れられるオートデート機能が大流行した。オレンジ色の日付がそれを彷彿とさせる。

 度合を上げると粒子がどんどん粗くなり、コントラストが下がっていく。これは度合をあまり上げない方がいいかも。


公園のポップアートを70年代風に

70年代風室内ポートレート。室内だとちょっと色がかぶる感じが当時の写真っぽい。1年ズレてるのはわたしが日時設定をミスったからです。気にしないで下さい

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