OpenAIの“AGI担当CEO”シモ氏が療養休職 ライトキャップCOOが“特別プロジェクト”担当に
OpenAIのAGI導入担当CEO、フィジ・シモ氏が、病気療養のため数週間休職すると発表した。休職中はグレッグ・ブロックマン社長が製品管理を代行する。また、ブラッド・ライトキャップCOOが特別プロジェクト担当の新職務へ異動し、CMOのケイト・ラウチ氏はがん治療のため辞任。ゲイリー・ブリッグス氏が暫定CMOに就任する。
米OpenAIでAGI導入担当CEOを務めるフィジ・シモ氏が病気療養のため数週間休職する。シモ氏の社内メモを入手した米Bloombergなどが4月4日(現地時間)に報じた。
シモ氏は昨年5月、米InstacartのCEOを経てOpenAIに“アプリケーション担当CEO”として迎えられた。LinkedInによると、現在の肩書は「CEO, AGI Deployment at OpenAI」となっている。
休職発表の2日前には、「AGIを世界にもたらすという使命」の下、米TBPNの買収を発表している。同氏はメモで「今回の休職は本当に悔しい。一瞬たりとも見逃したくないと思っている」と語った。
シモ氏のメモによると、COO(最高執行責任者)のブラッド・ライトキャップ氏が“特別プロジェクト”を率いる新たな職務に就任したという。この職務には「会社全体にわたる複雑な取引や投資」が含まれ、ライトキャップ氏はサム・アルトマンCEO直属になる。
シモ氏の休職中は、グレッグ・ブロックマン社長が製品管理を担当し、スーパーアプリ開発も統括する。
また、CMOのケイト・ラウチ氏が同日、がん治療に専念するため辞任するとXで発表した。
シモ氏のメモによると、元Meta(当時はFacebook)のCMOでOpenAIでシニアアドバイザーを務めるゲイリー・ブリッグス氏が暫定CMOとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
OpenAI、ソフトバンクGなどから約19兆円調達 「AIスーパーアプリ」構想を加速
OpenAIは、総額1220億ドルの資金調達を完了し、企業価値は8520億ドルに達した。AmazonやNVIDIA、ソフトバンクGらが主導し、初の個人投資家枠も設けられた。調達資金は計算資源の確保やインフラ構築に充てられる。最終的には「AIスーパーアプリ」を開発し、世界的な経済インパクトの創出を目指す。
OpenAIがメディア企業TBPNを買収──AI時代の「対話の場」構築へ
OpenAIは、IT特化型メディア企業のTBPNを買収した。TBPNは著名人が出演するライブ番組で知られ、買収後も編集の独立性を維持したまま活動を継続する。OpenAIのフィジ・シモ氏は、AIによる変化への対話の場を支援する意義を強調。アルトマンCEOも、TBPN独自の自由な発信スタイルを歓迎する意向を示した。
OpenAI、「Sora」終了へ
OpenAIは、動画生成AI「Sora」のアプリとAPIの提供終了をXで発表した。Disneyとのライセンス契約も解消される見通しだ。終了の詳細は後日発表予定だが、同社が「スーパーアプリ」などの新たな大規模プロジェクトへリソースを集中させるための戦略的判断と見られている。
OpenAI、初代CMO(最高マーケティング責任者)としてCoinbaseのCMOを引き抜き
OpenAIは、初代最高マーケティング責任者(CMO)として、CoinbaseのラウチCMOを迎えると発表した。2022年のスーパーボウルCMで注目を集めた同氏は、AIがどのようなものか示す一助となるのが楽しみだと語った。
