リコールを乗り越えたcheeroの回答 安全性に全振りした「準固体電池」モバイルバッテリーの使い勝手は?(1/3 ページ)
「cheero」ブランドを展開するティ・アール・エイは過去にリコールを実施しています。その経験を経て、安全性を徹底的に追求した新製品「cheero PitaPower 5000mAh」を発売しました。
モバイルバッテリーといえば、スマートフォンを持ち歩く現代人にとって必須のアイテムですが、一方で発火事故などのニュースを目にすることも少なくありません。今回取り上げる「cheero(チーロ)」ブランドを展開するティ・アール・エイ社(大阪市中央区)も、過去にリコールを実施しています。その経験を経て、安全性を徹底的に追求した新製品「cheero PitaPower 5000mAh」を発売しました。
今回は、この「安全性に全振りした」というモバイルバッテリーを深堀りしていきます。
燃えにくい「準固体電池」を採用
この製品の特徴は、なんといっても「準固体電池」を採用した点です。従来のリチウムイオン電池は、液体の電解質を使用しているため、強い衝撃を受けたり、内部でショートが起きたりすると、液漏れや熱暴走を起こし、最悪の場合は発火するリスクがありました。
一方、PitaPower 5000mAhが採用している準固体電池は、電解質をゲル状にしています。これにより、液漏れや膨張、発火のリスクを大幅に低減しているのです。
cheeroが公開している安全性実証動画を見ると、その違いは一目瞭然です。
従来のリチウムイオン電池セルに釘を刺すと激しく燃え上がりますが、PitaPower 5000mAhの準固体電池は、釘を貫通させても、さらには切断しても発煙や発火が起きていません。
リコールや発火事故という苦い経験があったからこそ、モバイルバッテリーの安全性において「現時点ではなかなかこれ以上の製品はないだろう」というレベルのものを出してきた。ティ・アール・エイの企業姿勢は非常に立派であると思えます。
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