Google、AI検索への表示を拒否できるWebオーナー向けトグル機能のテスト開始
Googleは、AI検索機能に自社ページを表示させるか選択できる「Search Console」内の新しいトグル機能のテストを開始した。拒否しても通常の検索結果には残るため、パブリッシャーは検索流入を保ちつつコンテンツ交渉力を確保できる。併せて「生成AIパフォーマンスレポート」も追加。英当局の要請を受け、英国から順次検証する。
米Googleは6月3日(現地時間)、Webサイトオーナーが、「AI Overviews」「AIモード」「Discover内のAI Overviews」などのAI検索機能にWebページを表示するかどうかを決定できるように設計された、「Search Console」内の新しいトグルのテストを開始すると発表した。
Googleはこの取り組みについて、「ユーザーの好みの変化に伴うパブリッシャー(Webサイトオーナー)からのフィードバックに対応するため」と説明した。同社は、英国の競争・市場庁(CMA)などの規制当局と連携し、Webサイトオーナーが適切なツールを利用できるようにすることを目指しているという。
このSearch Consoleの新しいトグル機能により、Webサイトオーナーは自社のコンテンツをAI検索機能に表示させるかどうかを自ら決定できる。表示しない(オプトアウトする)ことを選択すると、自社のコンテンツがAIの機能や回答生成の基盤として使用されるのを防ぐことができ、報道機関などのパブリッシャーがGoogleとより有利なコンテンツ契約を結ぶための交渉力を確保できるとしている。その一方、オプトアウトしたWebサイトはGoogleの生成AI機能からのトラフィックやインプレッションを一切受け取れなくなる。ただし、通常のGoogle検索結果およびDiscoverフィードには引き続き表示される。
トグル機能に加え、Search Consoleに新たなインサイト「生成AIパフォーマンスレポート」も追加された。Webサイトオーナーは、AIの応答にどのページがどの国で表示されているかなどの指標や詳細情報を入手できるようになる。「Webサイトオーナーと協力し、どのようなインサイトが戦略策定に最も役立つかを理解しようと努めており、今後、追加の指標を導入していく予定だ」とGoogleは説明した。
CMAも同日、Webサイトオーナーに対して自身のコンテンツがどのように使用されるかの制御権と強力な交渉力を与えるため、Googleに新たな行動要件を課したと発表した。CMAは1月、「コンテンツ発行者、特に報道機関にとってより公平な取引を提供するため」、Googleにオプトアウト措置の導入を強制すると発表している。
この機能は、まずは英国の少数のWebサイトオーナーを対象にテストとして導入を開始し、検証を行った後に全世界へ向けて展開していく予定だ。
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