PayPay、他社クレカを使うなら「利用券」が必要に 8月末で従来方式は終了
PayPayは7月1日、「PayPayカード」以外のクレジットカードをPayPayアプリで継続利用するための新方式として、「他社カード利用券」の提供を始めた。他社カードで利用券を購入し、加盟店での支払いに充てる。従来の決済方式は8月末に終了する。
PayPayは7月1日、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外の他社クレジットカードをPayPayアプリで継続利用するための新方式として、「他社カード利用券」(以下、利用券)の提供を始めた。ユーザーは利用券を購入(無料)することで、他社クレジットカードでの決済が可能になる。利用できるブランドは引き続きVisaとMastercardのみとしている。
利用券は1万円単位で購入する。1万円分、3万円分、5万円分、10万円分、20万円分の中から選び、最大25万円まで購入できる。他社クレジットカードの登録時と利用券の購入時には、本人認証サービス(3Dセキュア)が必要になる。7月1日以降、約1カ月かけて順次、利用できるユーザーを広げる予定だという。
PayPay広報担当者に確認したところ、利用券は1万円単位で購入するが、支払い時は1万円未満の買い物にも充てられるという。購入した利用券はPayPay残高やPayPayクレジットと併用できるので、利用券だけで足りない支払いも残高などで補える。なお、「購入」と表現しているが、利用券の取得や利用に手数料はかからないと回答した。
一方で、いくつか制約もあり、まずPayPayポイントとは併用できない。加えて、有効期限はないものの、PayPayクーポンを除く定常特典やキャンペーンは対象外で、オンライン加盟店など一部の加盟店でも利用できない。
新方式の提供に伴い、従来の決済方式は8月末に提供を終了する。ただし三井住友カードが発行する個人向けクレジットカード(ANAカード、Amazon Mastercardなどの提携カードを含む)は、三井住友カードとの連携施策により、引き続き従来の決済方式を利用できる。
同社は2018年10月のサービス開始以来、他社クレジットカードによる決済で、国際ブランドなどが定める手数料負担が大きく、収益上の課題だと説明していた。当初、25年1月にPayPayカード以外のクレジットカードの利用を停止する方針を示していたが、ユーザーの反発を受けて撤回し、新たな利用方式を検討していた。今回の他社カード利用券はその具体策となる。
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