GoPro復活ののろしか “シネマ”を打ち出した「MISSION 1 PRO」レビュー:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)
アクションカメラのシネマカメラ化が進む中に登場した「GoPro MISSION 1」ここ数年、競争激化によるシェア減やリコール、リストラなど暗い話題が続いていたGoPro社だが、新シリーズは復活ののろしとなるのか。
静止画の解像度は12MPと50MPを選べる。画角は周辺が歪むけどより広角な「広角」と、少し画角は狭くなるけど周辺の歪みがなくなる「リニア」から選べる。今回は基本的にリニアで。
気になったのは撮影最短距離。従来のGoPro HERO同様にフォーカスは固定(パンフォーカス)なのだが、センサーサイズが大きくなった分、ピントの合う範囲が狭くなり撮影最短距離が長くなった。パンフォーカスレンズの宿命だ。
公式サイトには数字は出てないが、撮影最短距離は60cmだという情報がある。顔のアップとかペットとか料理とか、広角で近距離のものを撮ろうとした時、肝心の被写体が背景に比べてくっきりしてないと感じることは多そうだ。動画よりも写真で気になるだろう。
ちょっと試したところ、50cmくらいから微妙な感じになり(でもさほど気にならない)、30cmくらいになると背景の方がくっきりしてるな、となる。
つまるところ、MISSION 1/PROは何でも撮れる汎用のビデオカメラではなく、GoProの本筋である“カメラを身体なり機材なり何なりに固定してどんな過酷な環境でも広い視野のアクション動画をしっかり撮れるアクションカメラ”という用途に対して、新型の1型センサーや8Kのオープンゲート記録、4Kで240fpsのスローモーション、そして多彩な撮影機能の強化で応えたシネマ寄りのカメラなのだ。
アクションカメラってより汎用性を増すか、より専門性を極める方向かどちらかを選ぶかって感じになってる気がしてて、MISSION 1は後者を選んだということかな、と思う。製品としては面白いので、この選択が市場でも評価されることを期待したい。
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