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AIグラスへの不安感は、盗撮問題に集中しすぎると問題を見誤るのではないか:小寺信良のIT大作戦(5/5 ページ)
ディスプレイ搭載AIグラス市場で世界首位とされる中国「Rokid」が日本市場へ本格参入した。以前から「盗撮」の道具となる可能性を指摘されているAIグラスだが、発表会に参加して、もっと別のことに対して不安になった。
Rokidでは7月8日から1カ月、Rokid Glassで撮影した写真や動画、AR録画やARスクリーン録画をSNSに投稿するという「Rokid 日本チャレンジ大会」を開催するという。盗撮議論が落ち着いていないタイミングで、なかなかチャレンジングな話である。
もちろんRokidも、盗撮問題を知らないわけではない。実際に中国では、RokidのAIグラスで撮影され、SNSに投稿された動画がすでに社会問題となっており、6月には「スマートグラスに関する初の業界行動規範」が 中国情報通信技術アカデミー(CAICT) から示されたばかりである(参考:South China Morning Postの記事)。Rokidとしては、日本においてはAIグラスで撮影する写真・動画を、早く一般的なものにしたいという戦略なのかもしれない。
だがこうした盗撮に対する疑念の払拭や、技術的な規範が決められてクリアになったとしても、情報の非対称性、要するにズルしてるんじゃないかという感情を、どのようにクリアしていくか。
そのあたりが、AIグラスの社会浸透のカギになるのではないかと思う。
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