AI広告は受け入れられるのか? 最新調査から見えてきた近未来像:小寺信良のIT大作戦(1/4 ページ)
生成AIを使って制作した広告は、それがAIであることで何かしら影響を与えるのだろうか。ビデオリサーチ内のシンクタンクが行った調査結果から、生成AIが作り出す画像と、それを見た人間の反応や行動がどのように変わるのかを掘り下げてみたい。
AIによる画像生成は、著作権やディープフェイクなど多くの問題をはらみつつも、着実に我々の生活の中に浸透しつつある。特にネットでは、広告やショートドラマなどのコンテンツにおいて、「どうもAI臭い」という画像や動画が多くなっている。
個人の趣味としては、生成AIを使ってフルの動画作品を作るには、課金コストがかかりすぎる。一方プロの映像制作では、俳優やスタッフの人件費、スタジオセット費、ロケ費用から考えれば、生成AIに課金したほうが全然安いという状況になっている。
そんな中、生成AIを使って制作した広告は、それがAIであることで何かしら影響を与えるのだろうか。2025年12月に、視聴率調査で知られるビデオリサーチ内のシンクタンク「ひと研究所」が、そうした調査を行った。
今回はその結果を見ながら、生成AIが作り出す画像と、それを見た人間の反応や行動がどのように変わるのかを掘り下げてみたい。
人は生成AI画像を見分けられるのか
この検証では、ファストフード、ミネラルウォーター、旅行の3つの商品カテゴリーで、実写広告とAI画像広告の2つを作成。実写広告はフリー素材の写真にキャッチコピーなどを入れて広告として仕上げたもの、AI画像広告は同じフリー素材を読み込ませて画像を生成させたものとなっている。キャッチコピーやロゴなどは、同じものを入れてある。
人は、見た目だけでAIで生成されたものであるかを見抜けるのか。最初のテストは、この6つの画像をランダムに見せ、その広告効果とクリエイティブ評価を聴取した。次に、提示された広告は「実写とAIをランダムに表示したものである」ことを説明し、自分が見たものが実写なのかAIなのかを判断してもらった。
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