キオクシアに約366億円の賠償命じる判決 米特許訴訟、陪審評決に続き 「あらゆる法的手段講じる」

 半導体メーカーのキオクシアホールディングス(以下、キオクシアHD)は8月3日、子会社のキオクシアとKioxia Americaが米国での特許権侵害訴訟で、損害賠償の支払いを命じる判決を受けたと発表した。

 7月16日(現地時間)に約2億2900万ドル(1ドル=160円換算で約366億円)の支払いを命じる陪審評決が出ており、米テキサス州西部地区連邦地方裁判所が31日、評決に基づき同額の賠償を命じる判決を言い渡した。

 キオクシアHDは「Viasat社の主張及び本判決は到底容認できるものではない」とし、必要に応じて控訴するなど「取り得るあらゆる法的手段を講じる」との方針を改めて示した。

 訴訟は、米衛星通信会社のViasatが2021年11月29日(現地時間)に提起した。キオクシアグループ製品の一部が、Viasatが持つ特許の請求項1件を侵害すると主張。キオクシア側は侵害はないとして争ったが、約5年に及ぶ係争の末、陪審評決を経て判決の言い渡しに至った。

 キオクシアHDは、判決が顧客への製品・サービスの提供に及ぼす影響はないと説明する。陪審評決の内容を受け、27年3月期第1四半期決算では、訴訟に伴い発生する可能性のある訴訟費用などの損失を見積もり、約2億2900万ドルを訴訟損失引当金として計上済み。今後、開示すべき事由が発生した場合は公表するとしている。

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