マイクロソフトは、Windows XP Tablet PC Editionにおける青山学院大学と三菱電機ビルテクノサービスの導入事例を公開した。
マイクロソフトは、Windows XP Tablet PC Editionにおける青山学院大学と三菱電機ビルテクノサービスの導入事例を公開した。
導入事例の一つ、青山学院大学では、同校相模原キャンパスE-306教室にて東芝「dynabook SS M200」を導入、手書き入力の可能なタブレットPCを活用することにより、よりわかりやすい講義を実現できるという。
E-306教室は、正方形の1室に円形に配置された座席を60席用意し、その中央に設置された演壇から、360度の視野がが確保される教室で、これまでの教員と学生が対面で向かい合うスタイルとは異なり、4ブロックに分かれた座席ごとにグループとなって、討議やディスカッションを行うことが可能となっている。
演壇の講義者から与えられたテーマに対して各人が取り組み、その成果を4つの壁面に設置されたプロジェクションパネルへ同時に表示する。講義者と学生による同画面上の共同作業を実現したこの環境により、一方通行になりがちであったこれまでの大学の授業形態を変革するものとして期待されている。
三菱電機ビルテクノサービスは、エレベーターやエスカレーター、空調設備類のメンテナンスサービスなど「ビルまるごと」管理に関するソリューションサービス全般を提供する企業で、エレベーターのメンテナンスサービスエンジニアに4000名にWindows XP Tablet PC Edition搭載PC 4000台を配備している。
その保守現場は事務所と異なり、どうしても作業スペースやメンテナンス・コンピューターの置き場に制約があり、キーボードの操作は不自然な姿勢で行わざるをえないケースもあった。片手でペン操作が可能なTablet PCは、より作業効率の高いメンテナンスコンピュータとして採用が決定したという。
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