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» 2005年11月15日 00時00分 公開

“画質”にこだわるデジカメユーザーのための液晶ディスプレイ術:前編:あなたにオススメの液晶ディスプレイはコレだ!! (1/3)

デジタル一眼レフの隆盛に代表されるように、最近は以前にも増してデジカメの画質を重要視するユーザーが多くなった。デジカメ写真の出力先は「ディスプレイ」と「プリンタ」に大別できるが、ディスプレイにフォーカスした話題を2回に分けてお届けしよう。前編では、ナナオの液晶ディスプレイの中から、画質重視のデジカメユーザーに向いた製品をいくつか選んでみたい。

[林利明(リアクション),ITmedia]
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写真好きなら、ディスプレイにもこだわりたい

 デジタル一眼レフや高級コンパクトのデジカメを使っているユーザーは、画質に対してある程度のこだわりがあると思う。筆者もキヤノンの「EOS 10D」に飛びついて、ずっと愛用しているクチだ。当然、レンズ沼にもダイブ済みである。

 それはさておき、ここで1つ面白い傾向がある。デジ一眼や高級コンパクトのユーザーは、プリンタにもお金をかけるようだ。ハイエンドのA4インクジェットプリンタがもっとも多く、よりハイアマチュアになるとA3ノビ対応のインクジェットプリンタを買い揃えている。ところが、ディスプレイ環境となると、割とこだわっていない人が多い。

 撮影(カメラ)の画質と最終出力(プリンタ)の画質を大切にするのは、感覚的にも理解できる。ではなぜ、ディスプレイの画質は後回しにされやすいのだろう?

 一言でいうなら、機器としての存在感ではないだろうか。デジカメやプリンタは自分で選び抜いて購入しているだろうが、それに対してディスプレイは(言い方は悪いが)半ば「あって当たり前」の機器である。デスクトップPCの自作ユーザーや、メーカーやショップのダイレクト販売でPC本体だけを買うようなユーザー層でなければ、ディスプレイを単独で購入する機会は少ない。さらに、高画質な液晶ディスプレイは意外と値が張るため、デジカメやプリンタよりも優先順位が低くなってしまうのだろう。

 とは言うものの、写真のデキをまず最初に評価・確認するのは、プリンタではなくディスプレイを通じてである。自分好みにレタッチして印刷するときも、必ずディスプレイを見ながら作業する。一般的に最終出力はプリンタだが、「画質」というワークフロー全体を見渡した場合、中間出力のディスプレイはとても大切なのである(ディスプレイが最終出力となるWeb用途などもある)。

デジカメ用途に最適なのは「色再現性」に優れた製品

 少し強引な論法になってしまったが、デジカメやプリンタの画質を重視する人には、液晶ディスプレイにも良いものを使ってほしい。ここでいう“良い液晶ディスプレイ”とは、できるだけ正確な色を出せる製品だ。シャドウからハイライトまで階調がしっかり表現でき、sRGBモードの色が正しい製品が良い。

 突き詰めると業務向けの超高価な製品になってしまうので、一般ユーザーの手が届く範囲で考えてみよう。ナナオ製品の中から、求めるレベルや用途に応じた液晶ディスプレイをピックアップする。今回は“色再現性”を基本とするので、液晶パネルの駆動方式はIPS系かVA系で、10ビット内部ガンマ補正、またはその演算精度を高める14ビット処理を備えた製品が前提だ。

 液晶ディスプレイの駆動方式はTN系が主流だが、色再現性や視野角という点ではIPS系やVA系に劣る。また、10ビット内部ガンマ補正(または10ビット内部ガンマ補正14ビット処理)を持つ製品は、滑らかで正確な中間階調域の色を再現できるからである。

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