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S9より小型、軽量になった、仕事に使えるモバイルPC――dynabook SS SX(2/3 ページ)

dynabook SSシリーズの新型「dynabook SS SX」は、これまでのシリーズとデザインコンセプトを大幅に変更し、よりコンパクトに、そしてバッテリー持続時間も大幅に向上した。新しいSXシリーズはどのようなマシンに仕上がっているのだろうか。

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 S9と大きく変わったのが外観の形状とポート類だ。上面はスプーンカットと呼ばれる折り目が施されている。モバイルノートPCではよくこの方法で液晶裏面の強度を高めるのだが、東芝によると、「1本で、予定強度を達成した」とのことだ。

 ただしこのSXだが、上面を押すとかなりへこむ。これは、へこむことで満員電車の中で押されたりした際に、液晶パネルにかかる圧力を分散させるのだそうだ。これまでのSSシリーズよりも、さらに圧力を低減させているとのこと。

 この点については気になる人も多いかもしれないが、免震構造ビル同様に、形状変化しないように設計するのではなく、わざと動くようにして力を分散させているようなもの、と考えればよい。


SXの上面を押すとかなりへこむが、これにより満員電車の中で押されたりなどした際に液晶パネルにかかる圧力を分散させている

カスタマイズできる電源スイッチ

 前面は、電源スイッチと電源ロックスイッチ、マイク入力とイヤホンジャック、そしてボリュームが配置されている。SXにおけるポイントの一つが、この電源ロックスイッチとBIOS画面あるいはユーティリティーで設定できる、電源スイッチの設定だ。

 電源ロックスイッチは、ハードウェア的に電源スイッチを押せないようにするものだ。カバンの中などでの誤動作を防ぐのに役だつ。


全面に配置されたスイッチ類

 SXでは、電源スイッチに対して、ディスプレイを開け閉めする際にどのような動作にするのかカスタマイズできるようになっている。用意されている動作モードは、

  • ディスプレイを閉じていても、スイッチを押すと電源が入る状態
  • ディスプレイを閉じていると、スイッチを押しても電源が入らない状態
  • ディスプレイを閉じていてAC電源が接続されていない場合に電源が入らない状態

という3種類となっている。

 この3つ目のモードには少々説明が必要となる。これは東芝によれば、縦置きの状態で外部ディスプレイと外付けキーボードをつなぎ、デスクトップPC形態として使うために設定されたモード、とのことだ。

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