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3万円のエントリー機に“マルチアングル液晶”――「オプティオ33LF」(4/4 ページ)

ペンタックスの「オプティオ33LF」は、実売3万円弱のエントリーモデルながら、左右180度/上下270度回転する「マルチアングル液晶ディスプレイ」を搭載。少数のハイエンド機にしか搭載されていないこの回転液晶機構によって撮影の幅が大きく広がるなど、高い操作性を備えたデジカメだ。

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オプティオ33LFのサンプル写真

 このページの画像は、Web掲載用に加工してあります。各リンクをクリックすると、最高画質で撮影したオリジナル画像を表示できます。

  • 日本丸メモリアルパーク

やや白とびが出た。1/500秒、F5.5、ISO 100、2048×1536ピクセル(オリジナル画像はこちら
  • 横浜ランドマークタワー

青い空はほぼイメージどおり。ビルのシャドウ部に少々のノイズ。1/160秒、F6.2、ISO 100、2048×1536ピクセル(オリジナル画像はこちら
  • クイーンズスクエア横浜の「シンキングツリー」

高さ13メートル、2万5000球のイルミネーションが輝く。1/4秒、F3、ISO 100、2048×1536ピクセル(オリジナル画像はこちら

 上記のサンプル写真は、320万画素のエントリーモデルとは思えない画質だ。これらの写真のExif情報を見なければ、3万円弱のデジタルカメラで撮影したとは誰も感じないのではないだろうか。

 オプティオ33LFは、シャッターを押すだけで手軽に撮影を楽しめ、初心者でもきれいな作品ができるコンパクトデジタルカメラだ。ほかのメーカーのエントリーモデルでは、コストを削減したり、上位モデルと差別化したりするために、搭載機能やスペックを大幅に抑えているが、ペンタックスのエントリーモデルは惜しげもなく機能満載だ。このあたりは、カメラメーカーとしてのこだわりみたいなものを感じた。

 一方、外観はメタル調となってオプティオ33Lより質感が多少アップしたものの、依然として“安っぽさ”は否めない。だが、この点はエントリーモデルとして致し方ないところか。

 オプティオ33LFは、地味なデザインで少し損をしているが、撮影に関するポテンシャルの高さとハイコストパフォーマンス性を知れば、初心者から中・上級者まで幅広い層に受け入れられるだろう。

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