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NASA/JPL謹製のMaestroを使って「Macで火星観察」

NASAの火星探査機から送られてくる地表の画像をMacで直接解析・表示するソフト、Maestroが登場した。このソフトはNASA/JPLが開発したもので、Mac OS Xに対応している。(IDG)

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 NASAの火星探査機、Spiritは「レッドプラネット」から地球に画像を送ってくれている。NASAのジェット推進研究所(JPL)が開発した科学データ可視化ツール、Maestroを使うことで、Macでもその画像を見ることが可能だ。Appleは自社ページで、このソフトを紹介している。

 JPLの技術スタッフであるジーン・チャルファント氏によれば、これはNASAの科学者たちがローバーの活動を計画するのに使っているものと同じソフトウェアだという。新しい画像データは毎週公開される予定だ。

 Maestroは、探査機から送られてくる3Dデータを使い、ユーザー自身の手でSpiritローバーを取り巻く風景を可視化することができる。この探査機は火星の地表に、かつて水が存在したという証拠を見つけるのが目的で、科学者たちは地質を解析し、火星の岩と土の中から手がかりを探り出そうと取り組んでいる。

 Maestroは500MHz以上で動作するPowerPC、256MバイトのRAM、500Mバイトのハードディスク空き容量、3Dグラフィック機能が必要。Mac OS X v10.3.1以降、Java3D、JavaAI Advanced Imaging extensionsも必要だ。

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