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デスクトップバイオの新スタンダードとなるか??ソニー バイオHX(3/3 ページ)

ラインアップに新しく追加された「バイオHX」シリーズは、約13.5リットルのコンパクト筐体に液晶ディスプレイがセットになったマシンだ。カバーを閉じるとTV画面が起動したり、キーボード下にAVコントロール用のボタンが配置されているのが特徴だ。また、SDメモリーカード用のアダプタが標準で添付されている。

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 届いたマシンはWindows UpdateのためのActiveXモジュールが入っていない(つまり手動で一度もWindows Updateをしていない)にも関わらず、初回のアクセスで表示される「重要な更新」は一つだけだった(ちなみにMS03-048)。Windows XP SP1から何も更新されていないと12以上の重要な更新が入るわけだが、月1回になったとはいえ、常に最新のパッチが提供されている現状を考えれば、一つ、というのはかなり優秀だ。

 MSBlastがあれだけ話題になったのにも関わらず、秋、冬モデルで評価した機種のほとんどは、出荷時に対策が取られていなかった。これを考えると、当たり前ながらよい配慮だ。

 最後に、ベンチマークテストの結果を示しておこう。テストを行ったのは最上位のHX80Bだが、CPUもメモリもよいスコアを出しているが、グラフィックス系がやや振るわない。

 これは上位機種のグラフィックスカードがGeForce FX5200と、DirectX9に対応しているものの、コアクロックが低いというのが原因だ。ただ、3D描画を多く利用しているゲームで遊ぶということでないかぎり、さほど気にならないだろう。


PCMark2002のベンチマークテスト結果

3DMark2001SEのベンチマークテスト結果

3DMark03のベンチマークテスト結果

 デスクトップバイオの新シリーズになるHXシリーズは、従来通りの作りこみをさらに進歩させた製品と言える。外観もマシン自体も共にセンスのよいまとまりを持ったマシンが欲しい人にはおすすめだ。

 TV利用、特に撮りためて見る人には最上位機種がゴーストリデューサー付チューナーと250GバイトHDDを搭載するのでぴったりだろう。さらに多く容量が欲しい場合は、ソニースタイルでの500Gバイトモデルを求めるのもよいかもしれない。

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