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内蔵無線LAN機能を強化し、bとgのデュアルモードに対応――Let'snote LIGHT W2/T2/R2新モデル(2/2 ページ)

松下電器産業はLet'snote LIGHTの新シリーズ「Let'snote LIGHT Y2」の発表に合わせ、従来からある「Let'snote LIGHT W2/T2/R2」の3シリーズにも新モデルを追加した。新モデルの主な特徴は、内蔵無線LAN機能の強化だ。機能強化ポイントを中心に、新モデルをレビューしよう。

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従来からの特徴はそのまま継承

 新モデルになったW2/T2/R2シリーズだが、もちろん従来モデルの特徴はそのまま継承されている。

 まず、W2シリーズの最新モデルである「Let'snote LIGHT CF-W2CW1AXR」は、従来と同様に、12.1インチ液晶ディスプレイ搭載で、DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブ内蔵の2スピンドルノートながら、約1290グラムという世界最軽量を実現している。また、標準バッテリー使用時で約7.5時間という非常に長いバッテリー駆動時間を実現している点も変更はない。


W2シリーズの新モデルでも、2スピンドルノートで世界最軽量の約1290グラムを維持している

 本体の軽さや長いバッテリー駆動時間という特徴は、T2シリーズの最新モデル「Let'snote LIGHT CF-T2CW1AXR」や、R2シリーズの最新モデル「Let'snote LIGHT CF-R2CW1AXR」でも変更はない。本体重量は、CF-T2CW1AXRは約1070グラム、CF-R2CW1AXRは約990グラムで、従来機種と同様である。バッテリー駆動時間も、両モデルとも約5時間となっている。

 また、3モデルとも従来と同様にファンレス仕様となっている。マシン全体にCPUなどの熱を伝えて発散するため、高負荷時にはキーボードやボディの底面などに若干の熱を感じるものの、常に静粛に利用できるという点は大きな魅力といえる。

 キーボードやポインティングデバイスも、従来モデルのものがそのまま継承されている。W2/T2のキーボードはキーピッチ19ミリ、R2はキーピッチ17.5ミリで、配列なども全く変更はない。ポインティングデバイスも円形のホイールパッドで、こちらも変更はない。さらに、USB 2.0×2(R2はUSB2.0×1、USB1.1×1)、CardBus対応のPCカードスロット(TYPE II×1)、SDメモリーカードスロット、標準サイズのRGB出力(R2は専用コネクタ)など各種インタフェースも同じである。



R2シリーズは専用のRGB出力コネクタを採用しているが(上)、W2/T2シリーズ(下)では標準サイズ(ミニDsub15ピン)のRGB出力コネクタを装備している

買い換えの魅力は薄いが、新規購入ならば魅力がある

 このように新しいW2/T2/R2の新モデルは、従来モデルの内蔵無線LAN機能をIEEE802.11g対応に強化しただけというマイナーバージョンアップにとどまっている。そのため、新機種としてのインパクトはあまりない。ただ、IEEE802.11g対応により、基本性能がより充実したことは間違いない。

 従来モデルを利用しているユーザーにとっては、買い換えの魅力はほとんどないものの、これから軽量なモバイルノートを購入しようとしている人にとっては、従来までの内蔵無線LAN機能に対する懸念材料がなくなり、製品としての魅力が高まったはずだ。単に軽量というだけでなく、基本性能も充実したモバイルノートを探している人に、自信を持っておすすめできる3モデルである。

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