米Eastman Kodakは2月12日、35ミリフルサイズのCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ新製品「コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n」を発表した。国内発売は今春。オープン価格。
「DCS Pro 14nシリーズ」(関連記事1、関連記事2を参照)の後継モデル。有効1371万画素のCMOSセンサーを搭載し、ニコンFマウントレンズをを銀塩ボディと同じ画角で使用できる。バッファメモリは512Mバイト。
CMOSセンサーは新たに、ISO 1600相当までの高感度に対応した(RAWモード時のみ)。ノイズを低減させる「ハイパフォーマンスローノイズテクノロジー」を採用し、ISO 160−400相当での画質も向上させたという。
従来モデルと同様、RAWとJPEGの同時記録に対応する。メモリカードスロットは、コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ用と、SDメモリーカード/MMC用の2スロットを備え、両スロットのカードへの同時記録も可能。
主な仕様は以下の通り。
| 製品名 | コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n |
|---|---|
| 形式 | レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ |
| マウント | ニコンFマウント |
| 撮影素子 | 1371万画素36×24ミリCMOS(原色フィルター) |
| 感度 | RAW:ISO160−1600相当、JPEG:ISO 160−800相当(長時間露光モード時:ISO 6/12/25/50相当) |
| 記録画素数 | 4500×3000/3000×2000/2250×1500/1125×750ピクセル(1125×750ピクセルはJPEGのみ) |
| 記録形式 | RAW(DCR)、JPEG(ERI-JPEG、Exif 2.2、DCF準拠)、RAWとJPEG同時撮影が可能 |
| AF方式 | TTL位相差検出方式(マルチCAM900オートフォーカスモジュールにより検出、EV -1から19、ストロボ補助光) |
| シャッター | 電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター |
| 露出制御 | マルチプログラムオート、シャッター優先オー、絞り優先オート、マニュアル |
| シャッタースピード | 2秒−1/4000秒(長時間露光モード時:最長60秒) |
| ホワイトバランス | オート、プリセット12種(デイライト×3、タングステン×3、蛍光灯×2、フラッシュ×4)、クリックバランス、カスタム(任意設定) |
| 連写機能 | 約1.7コマ/秒、最大19コマ(4500×3000ピクセル時) |
| 液晶ディスプレイ | 2インチ低温ポリシリコンTFT、13万画素表示 |
| 記録メディア | コンパクトフラッシュType II/I、マイクロドライブ、SDメモリーカード、MMC |
| 電源 | リチウムイオン充電池 |
| PCとのインタフェース | IEEE 1394 |
| サイズ | 約158(幅)×131(高さ)×89(奥行き)ミリ |
| 重さ | 約907グラム(本体のみ) |
| 価格 | オープン |
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