800万画素ハイエンドデジカメのトップランナー――ニコン COOLPIX 8700（4/4 ページ）

ニコンの「COOLPIX 8700」は、800万画素8倍ズームの望遠系ハイエンドデジカメだ。COOLPIX 5700の後継機で、搭載レンズやボディデザインの違いはほとんどないが、CCDの有効画素数が500万から800万へと向上している。

[荻窪圭，ITmedia]

COOLPIX 8700：作例

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　室内にてホワイトバランスを白熱灯に合わせ、膝に乗っているネコを撮ってみた。中望遠域での撮影だ。撮影環境はよくなかったが、毛の描写もシャープで発色もしっかりしている。

ISO200、1/4.7秒、F3.3（オリジナル画像はこちら）

　広角端で小田原城を撮影。陰影がしっかり出ており、空の色もリアル。若干のざらつきはあるが、バランスはよい。ただ、800万画素のFINE画質でファイルサイズが2.2Mバイトというのは、ハイエンド機としていささか圧縮率が高いのではないかと思う。

ISO50、1/210秒、F5.6（オリジナル画像はこちら）

　同じ位置から今度は望遠端で撮影した。280ミリの威力である。

ISO50、1/520秒、F4.2（オリジナル画像はこちら）

　以下の4枚は、約5センチの位置から110ミリ相当にてマクロ撮影している。110ミリでここまで寄れるのは便利だ。ただし、マクロ時はオートフォーカスにちょっと時間がかかるけれど。絞り優先AEで、F4.6。それをISO50から400まで段階的に増感している。

ISO50、1/3秒、F4.6（オリジナル画像はこちら）

ISO100、1/7秒、F4.6（オリジナル画像はこちら）

ISO200、1/14秒、F4.6（オリジナル画像はこちら）

ISO400、1/27秒、F4.6（オリジナル画像はこちら）

　シオサイトのビル群をバックに紅梅を撮影。ちょっとコントラストは高めで硬い印象はあるが、しっかりと色が出ていて鮮やかだ。

絞り優先AE。ISO50、1/430秒、F2.8（オリジナル画像はこちら）