Apple Computerは3月15日、"Panther"の最新アップデート、Mac OS X v10.3.3をリリースした。システム環境設定のソフトウェア・アップデートからダウンロードすることができる。
主な改良点は次のとおり:
- ネットワークボリュームをFinderのサイドバーとデスクトップで利用できるようになり、アクセスが便利なった
- Mac(AFP経由)、UNIX(NFS経由)、PC (SMB/CIFS経由)のネットワークでのファイル共有やディレクトリサービスの機能が改良された
- PostScriptおよびUSBのプリント機能が改良された
- ディスクユーティリティ、DVDプレーヤ、イメージキャプチャ、Mail、Safariがアップデートされた
- FireWire、USBの対応デバイスが追加された
- 他社製アプリケーションとの互換性が改良された
- 以前のセキュリティアップデートとBluetooth Update 1.5での改良点も含まれる
Appleはオンラインドキュメントの中で、Mac OS X v10.3.3の数々の強化ポイントを説明している。改良のハイライトとしては、Macの同期の改善、サードパーティ製無線ネットワーキングPCカードサポートの向上、「デジタルオーディオ出力」が選択されたときのDVD再生の改善、DVDプレーヤでDVD+Rを認識・再生する機能の追加、Apple Mailが突然終了する問題のフィックス、省エネルギーコントロールパネルにUPSパネルが追加、Power Mac G5のファンコントロール機能が改善、などが挙げられる。詳細はAppleのウェブサイトへ。
Appleは、10.3.3はスタンドアロンのインストーラーをhttp://www.apple.com/support/downloads/macosxupdate_10_3_3.htmlでダウンロード公開した。
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