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初の「Virtual Bank」メモリを発売 バッファロー
256MビットDRAM1を擬似的に128Mビット×2として動作させる「Virtual Bank」技術を使用した初のDIMMモジュール。PC100/133世代のPCにアップグレードパスを提供する。
バッファローは3月16日、256MビットDRAM1を擬似的に128Mビット×2として動作させる独自技術「Virtual Bank Memory Technology」を使用した初のPC用メモリモジュールを3月下旬に発売すると発表した。
Virtual Bankは、256Mビットチップが動作しない旧世代のチップセット搭載PCを救済するための技術(関連記事を参照)。同社の調べではPC100/133世代のPCの約6割以上で256Mビットチップが動作しないが、一方で128Mビットチップの供給は減っている。同技術はこうした既存PCにアップグレードパスを提供するものだ。
発売するのはPC133対応の128MバイトDIMM「VB133-128M」(5800円)と同256MバイトDIMM「VB133-256M」(9980円)の2製品。対応機種は、同社製メモリモジュール「VS133」シリーズ対応機種のうちチップセットがi810/815/845かSiS630かVIA Pro133を搭載したPC。同社によると、PC100/133対応PC約7000機種中の約3700機種をカバーするという。PCの仕様を自動判別し、動作モードを切り替える機能も備えた。
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