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ノートPCで使えるUSB対応TVキャプチャユニット――ノバック PortaMedia Recorder(2/3 ページ)

ノバックの「PortaMedia Recorder」は、小型軽量のUSB対応外付けTVチューナー付きビデオキャプチャユニットだ。同社からは「micro CATCH TV Walker」という同種の製品が発売されているが、コンポジット入力が追加されているほか、外観がシンプルになり、軽量化されているのが異なる。

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LifeVier TVRはやや機能不足

 添付ソフトは専用視聴録画ソフト「LifeView TVR」、MPEG4録画に必要な「DivX5.1.1」、「Windows Media Codec」、「Ulead Video Studio 7 SE DVD」、「XVD encoder plus 機能制限版」、「XVD Player」となっている。

 付属するソフトウェアのセットアップは大して難しくはないものの、マシン状況によってインストールするものが異なるため、いわゆる「一括セットアップ」がない。とっつきやすさに関わる問題なので、他社にあるような「簡単セットアップ」があったほうがよいだろう。

 LifeView TVRは、基本的な機能は備えているものの、他のソフトと比較すると機能不足の面は否めない。たとえば「MPEG1/2」、「VCD」、「DVD」、「MS-MPEG4」、「DivX」と記録方式を選ぶ欄はあるが、どの程度の録画レートで記録されるのかの設定が一切ない。

 また、LifeView TVRはiEPGに対応していない。このため、ほかのTVチューナー付きビデオキャプチャカードのように、インターネット経由やADAMSなどのEPGを利用できないのはかなりのマイナスだ。

 加えて、録画予約でも録画方式を選ぶことができず、予約の一覧リストも見当たらない。iEPG対応の場合は、番組名がファイル名になっていたりするのだが、LifeView TVRでは録画したファイルには連番が付くだけなので、内容が一目で分からない。

 なお、LifeView TVRはiEPGに対応していないため、今後iEPGに対応する新録画ソフト「PrimePVR」が提供予定となっており、そのライセンスコードも含まれている。春に提供予定となっているPrimePVRではこれらの機能が改善されていることを望みたい。


視聴録画ツールLifeView TVR。iEPGに対応していないなど、他のツールと比べると機能不足感は否めない

タイマー予約はこのような画面で行う。予約ごとに録画形式を変えることができない

 PortaMedia Recorderで視聴してみた感想だが、この製品には、いまや都市部では必須ともいえるゴーストリデューサーなどの画質改善回路が搭載されていない。このため、赤坂の編集部でテストした範囲では、元になる表示画質は悪くないものの、きついゴーストが入ってしまっていた(ちょうど白地に黒の文字が出ていたので特に目立った)。このようなソースを使うと、MPEG圧縮ではノイズが多くなるので不利だろう。

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