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TV生活を変えるハイブリッドレコーダーAX300〜開発者インタビューインタビュー(2/2 ページ)

群雄割拠する昨今のハイブリッドレコーダーの中で、NECのAX300は異彩を放つマシンだ。凡百のハイブリッドレコーダーより高性能でいて、PCの周辺機器という立場も保つ。AXシリーズの歩いてきた道、そしてAX300の魅力を、開発担当者の根岸尚史氏に聞く。

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 ハイブリッドレコーダーとしてはNECは後発参入ですから、“録る”“見る”“残す”の全てに家電とはちょっと違うよね、という部分を見ていただければと思っています。

 “録る”という点で、AX300はADAMS(Asahi Data and Multimedia Service)-EPG+を使っていますので、広告表示がなくより大きい番組表表示になりますし、表示なども、多くの家電ハイブリッドレコーダーですと待ち時間がかかりますが、AX300は高速CPUを搭載するなどして、待ち時間が無いようにしました。

 家電の一部にあるキーワードによる自動録画機能の場合も、家電ではandだけですが、AX300ではorやnot機能が使えます。not機能のいいところは再放送は外せる、という点ですね。

 「アドバンスドタイムシフト」で可能な、遡ってから録画ができるという機能は、PCでもNECのSmartVisionにしかない機能です。

 また“見る”という点で、シーンサーチという機能もまた、弊社にしかないアーキテクチャです。上下キーで何秒ごとなど選ぶシーンの間隔を変更できるのですが、その際にもほぼ一瞬で再トレースをかけて表示することができます。

 また“残す”に関係する高速レート変換エンジン。単純なレート変換であれば7倍の速度で記録できます。通常ですとレート変換で実時間がかかってしまうものですが、AX300ではその半分程度の時間でできてしまいます。

 これらのアドバンテージの上に、ネットワークにつなげやすく、より便利に使えるわけです。ハイブリッドレコーダーで、なおかつネットワークにつなげると便利です、とお考えいただければと思います。

 もちろんVALUESTARのTVモデルなどと一緒に使うと、最高です。ダブルチューナーなので裏録ができるようになりますし、ファイルは相互に転送して見たいところで見られます。チャンネル権のないお父さんはPCで見る、とかですね。

 実は、今回アプローチの仕方として、タイムシフトレコーディングですとか、HDDレコーディングのほうが強く、DVD周りはあまり強化ポイントにはなっていません。PCのDVDドライブでできるから、ということもありまして。

 DVDレコーダーはあくまでもVHSの置き換えであって、人間の生活を変革するのは、HDDレコーダーのほうだと思います。

 EPGのおかげで、新聞のテレビ欄はあまり見なくなるのではないでしょうか。またジャンルごとに番組を見ることもできますし、今、別のチャンネルでやっている番組を一覧できる。これで、コマーシャル時のザッピングをしなくなると思います。TVがつまらなくなると、以前録り貯めたものを再生してみたりしますし、生活がきっと変わります。

 今までTVをあまり見ないという人が、ハイブリッドレコーダー導入後、よく見るようになる話はよく耳にします。TVの見方を変えるという意味では、AX300は天下一品です。使い方はいろいろですが、帰宅が遅くなると、寝たいですがやはり録ったものをチェックしちゃいますよね。チェック中にも気になる番組を裏で流しておいてタイムシフティングさせておけば、ちょっと戻して録画するなど、たいていの思い立ったことはできるようになっています。

 リモコンで使った場合での操作性の良さも含め、HDDレコーディングという点では他社さんには負けない商品ができたと自負しています。


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提供:日本電気株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2005年4月16日

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