ニュース
DothanコアのPentium M発表――プロセッサナンバは735、745、755
インテルは5月10日、「Dothan」のコードネームで呼ばれていた新Pentium M、3モデルを発表した。今回からプロセッサナンバが導入され、2GHzのPentium M 755、1.80GHzのPentium M 745、1.70GHzのPentium M735が用意される。
インテルは5月10日、「Dothan」のコードネームで呼ばれていた新Pentium Mを発表した。
今回発表されたのは標準電圧版の3モデル。これまでの周波数表記に変わってプロセッサナンバが導入され、2GHzの「Pentium M 755」、1.80GHzの「Pentium M 745」、1.70GHzの「Pentium M735」が用意される。
インテルによれば、DothanコアのPentium M搭載マシンは世界中で約25機種が発表され、今後8週間以内には50機種にのぼるとのこと。
DothanコアのPentium Mは90ナノメートルプロセスルールで作られており、これまでのPentium Mの倍となる2MバイトのL2キャッシュを搭載している。FSBは400MHzで、最大のTDP(熱設計電力)は21W(最小は7.5W)。
なお、インテルによれば、動作周波数やL2キャッシュサイズ、FSBクロック、その他プロセス技術などの違いに応じて、今後のプロセッサナンバが変更されるとのことだ。
関連記事
- 「Dothan」プロセッサの前途は多難?
間もなく次世代版Pentium M「Dothan」が登場するが、プレミアムな部品であるため、コンシューマーへの普及に苦労しそうだ。さらには企業顧客からのアップグレードへの抵抗も予想されている。 - インテルのDothanチップ、5月10日登場か――初のモデルナンバー機種に
Intelは次期Pentium M「Dothan」を5月10日に発表すると情報筋が語っている。Dothanには、Intelのプロセッサとして初めてモデルナンバーが採用される。 - DothanとSonomaでインテルが目指すコンシューマーモバイルコンピューティング
IDF Japan Spring 2004のために来日したアナンド・チャンドラシーカ氏は、インテル副社長にしてモバイルプラットフォームズ事業本部長。モバイル部門トップの彼が、DothanとSonomaで目指すコンシューマーモバイルコンピューティングの姿を語ってくれた。 - プロセッサ名から“GHz”が外れる日
IntelがCPUのモデルナンバー制に移行するのは、クロックだけでは表せない性能を伝えたいからだ。だがそれでも、ユーザーは「GHz」を性能指標として利用し続けるだろうとアナリストは指摘する。 - Intel、CPUのモデルナンバー制は5月から
新たなモデルナンバーシステムでは、Pentium Mは700、Pentium 4は500、Celeronは300シリーズに。CPUファミリー名の後にモデルナンバーが、その後にクロックやキャッシュなどが表記される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.