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デジ一眼入門機で使えるCFタイプHDD――ロジテック「LMC-CFHD2G」(2/2 ページ)

ロジテックが発売する「LMC-CFHD2G」は、2.2Gバイトの容量を持つCF TypeIIのHDDだ。EOS Kiss DigitalやD70に対応しており、デジカメで大量の枚数を撮影する人にとってはうってつけの製品だろう。

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転送速度は他社最速品よりもやや低め

 パッケージは本体とマニュアル、そして輸送用のプラケースとなっている。ケースは通常のCF用のもので、特に耐衝撃性に優れているものというわけではない。


付属するケース

 ドライブ製品である以上、速度が気になるところだ。まず、パソコン上でFDBENCH Ver1.01 によるベンチマークテストを行うとともに、ファイル転送時間を測定してみた。環境はUSB2.0にロジテックのメモリリーダー「LMC-CA64U2」を使用した。

 ファイル転送時間(148ファイル 488,091,648バイト)とFDBENCHの両方ともマイクロドライブ(3K4-4)と高速CFカード(レキサーメディア 40倍速512Mバイト)よりもやや低い結果となっているが、まずまずの速度といえるだろう。


ファイルの転送時間

FDBENCHによるテスト結果(ReadWrite)

FDBENCHによるテスト結果(Copy)

 次に、EOS Kiss Digitalを使用してテストを行ってみた。ファイルサイズがもっとも大きな「Large−Fine」の条件で1分間の連続撮影を行い、その画像から判断した。撮影したのはストップウォッチなので、測定間隔が一目でわかる。F5.6、1/250のマニュアル撮影で連続撮影を約80秒行い、撮影枚数で比較している。

 ここでも高速CFやマイクロドライブよりはやや遅い(撮影枚数が少ない)結果となっているものの、参考のために通常タイプのコンパクトフラッシュ(サンディスクの64Mバイト)と比較すると、高速なことが分かる。

表■80秒以内に撮影できた枚数

メディア 撮影可能枚数
LMC-CFHD2G 28
サンディスク64MバイトCF 20
レキサーメディア x40 512Mバイト 32
HGST 3K4-4 30

高コストパフォーマンスで旅行などに

 販売価格をライバル製品と比較すると、マイクロドライブの2Gバイトモデルは実売が3.3〜3.5万程度のため、LMC-CFHD2Gのほうが1〜2割ほど安価だ。高速タイプCFでは、1Gバイト製品でも4万円とかなり高額だ。

 LMC-CFHD2Gを使うと、EOS Kiss DigitalではJPEGの最高画質でも600枚ほど撮影できる容量であり、旅行で撮りためる場合などに威力を発揮するだろう。速度は最高スペックではないものの、連写を多用するのでなければ、気になるほど遅いわけではないし、大容量を求めるユーザーにはうってつけの製品となるだろう。

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