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きょうは、噂の「AGP Express」をサポートしたECS「915P-A」で遊んでみた(前編)(2/2 ページ)
意外と早く製品がそろってきたPCI Express対応プラットフォーム。しかし、CPUに加えて、グラフィックスカードと高価なDDR2-533が必要になるため、コスト的にハードルが高く感じるユーザーも多い。そんな問題を解決してくれる注目のマザーボードを紹介しよう。
結果の絶対値はほとんどわずかの違いしか認められないものの、ビデオデータのエンコード処理テストや、Sandraのメモリ関連テスト、CPUのマルチメディア関連演算テストで915P-AはIntel 915G搭載マザーを下回る結果となっている。
915P-Aでメモリ規格を変えた場合の比較ではほとんど差がないといっていいだろう。これは、先日紹介した佐藤哲氏によるテストでも同様の傾向が確認されている。
Intel 915G搭載マザーとの結果の差が、Intel 915GとIntel 915Pの違いによるものなのか、915P-Aの複雑な構成に起因するものなのかは、まだはっきりと断言できるだけのデータがそろっていない。しかし、少なくとも、体感的にどうこう言うだけのはっきりとした差が出ていないことは確かである。
仮に915P-Aのパフォーマンスが「ほんのわずか」低くなるとしても、現時点においては、過去のリソースが継承できるというコスト的なメリットがそれをカバーしてしまうほど大きいと考えていいだろう。
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