松下、新LUMIX4機種を発表――新開発のヴィーナスエンジンIIと新手ぶれ補正機能を搭載

松下電器産業は7月21日、コンパクトで光学3倍ズームの「DMC-FX7」「DMC-FX2」、光学12倍ズーム搭載の「DMC-FZ3」「DMC-FZ20」を発表した。いずれも8月27日より発売。価格はオープンプライス。

[ITmedia]

　松下電器産業は7月21日、都内で発表会を開催し、コンパクトで光学3倍ズームの「DMC-FX7」「DMC-FX2」、光学12倍ズーム搭載の「DMC-FZ3」「DMC-FZ20」を発表した。

さらに小型になったDMC-FX7、DMC-FX2

　DMC-FX7とDMC-FX2は、「あゆはぶれない」のCMで話題になった「DMC-FX5」「DMC-FX1」の後継機種。サイズが94.1（幅）×50（高さ）×24.2（奥行き）ミリと、前モデルより約2/3の体積比となり、かなりコンパクトに。液晶モニタもDMC-FX7は2.5インチ、DMC-FX2は2インチと大型になった。

有効画素数500万画素のDMC-FX7。シルキーシルバー（左上）、コンフォートブルー（右上）、ピンクブロンズ（左下）、グロスブラック（右下）のカラーバリエーションが用意される

有効画素数400万画素のDMC-FX2。こちらはシルバーのみ

　DMC-FX7とDMC-FX2ともに、新しく開発された光学式手ぶれ補正ジャイロを搭載する。この補正機能は、新開発された画像処理LSI「ヴィーナスエンジンII」に組み込まれており、このため補正機能が従来比で10％向上したとのこと。

　また、特徴的なのは連写機能。秒間約2コマ程度の速度で、メモリカードいっぱいまで記録できる。

　価格はオープンプライスで、市場想定価格はDMC-FX7が5万3000円程度、DMC-FX2が4万3000円程度。8月27日より発売を開始する。スペックは以下の通り。

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12倍ズームも新手ぶれ補正搭載でさらにくっきりと――DMC-FZ3、DMC-FZ20

　光学12倍ズーム搭載機であるDMC-FZ3、DMC-FZ20も前モデルよりパワーアップ。DMC-FZ3は有効画素数は310万画素、DMC-FZ20は500万画素で、DMC-FX7などと同様に、新手ぶれ補正機能とヴィーナスエンジンIIを搭載。9点測拒AFのほか、絞りとシャッタースピードを自由に設定できるマニュアル露出機能を搭載している。また、DMC-FX7などと同様の連写機能も装備。

DMC-FZ20。シルバーとブラックの2モデルが用意される

DMC-FZ3

　価格はオープンプライスで、市場想定価格はDMC-FZ3が5万3000円、DMC-FZ20は7万3000円。8月27日より発売を開始する。その他のスペックは以下の通り。

製品名	DMC-FZ20	DMC-FZ3
有効画素数	500万画素	310万画素
撮像素子	総画素数536万画素CCD、原色フィルター	総画素数334万画素CCD、原色フィルター
レンズ	8群13枚（EDレンズ1枚使用、非球面レンズ3枚3面）LEICA DC VARIO-ELMARIT	8群13枚（非球面レンズ3枚4面）LEICA DC VARIO-ELMARIT
ズーム（光学／デジタル）	12倍／4倍
フォーカス	マニュアルフォーカス（リング式）、ワンショットAF、コンティニュアスAF	AF駆動切り替え（置きピン用）、コンティニュアスAF
AF測拒	1点／3点／9点／スポット
合焦範囲	通常：30センチ（ワイド端）／2メートル（テレ端）〜∞、マクロ／A／S／Mモード時：5センチ（ワイド端）／2メートル（テレ端）〜∞	通常：30センチ（ワイド端）／1.2メートル（テレ端）〜∞、マクロ／かんたん／A／S／Mモード時：5センチ（ワイド端）／1.2メートル（テレ端）〜∞
露出	プログラムAE／絞り優先AE（A）／シャッター優先AE（S）／マニュアル露出（M）／プログラムシフト（Pモード時）	プログラムAE／絞り優先AE（A）／シャッター優先AE（S）／マニュアル露出（M）
露出補正	1/3EVステップ（-2〜+2EV）
記録メディア	SDメモリーカード／MMC
電源	リチウムイオンバッテリーパック（7.2V、680mAh）
電池寿命（CIPA規格）	約240枚	約260枚
サイズ	127.6（幅）×87.2（奥行き）×106.2（高さ）ミリ	108（幅）×68.4（奥行き）×84.8（高さ）ミリ
重さ	約520グラム（本体）、約556グラム（バッテリー、メモリーカード含む）	約290グラム（本体）、約326グラム（バッテリー、メモリーカード含む）