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きょうは、噂の「AGP Express」をサポートしたECS「915P-A」で遊んでみた(後編) マザーボード(3/3 ページ)

これから1台自作するなら、PCI Express対応プラットフォームを選択しておきたいところ。しかし、3Dを重視するユーザーにとって、ハイエンドクラスのPCI Expressカードがないのが悩みの種。そんなユーザーが注目する「AGP Express」のパフォーマンスを今回はチェックしてみよう。

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 まず、既存のパーツを流用してLGA775プラットフォームに乗り換えることが第1目標であるユーザーにとって、915P-Aは文句なしにお勧めできるマザーであることは言うまでもない。今回、PCI ExpressにRADEON X600XTを差してベンチマークテストを行ってみたが(なお、このテストはAGP Expressにグラフィックスカードを差さないで行っている)、そのパフォーマンスは他社のPCI Express対応マザーと遜色ない。将来、ユーザーがPCI Express対応グラフィックスカードを購入してもパフォーマンスで不利になることはないだろう。


3DMark03 Score


AquaMark3

 では、AGP対応グラフィックスカードをしばらく使うとして、そのパフォーマンスは重視したいというユーザーにとってはどうだろうか。正直に言うと、この判断はなかなか難しいところだ。

 多分に、パフォーマンスを重視するユーザーならば、PCI Express対応カードでいまだにハイエンドバージョンが登場していないがために、AGP対応グラフィックスカードを流用するケースが多いと思われる。

 ところが、今回のように、Aquamark3や重負荷時のTOMBRAIDER AoDにおけるNX6800の結果が、FX5700同等であるのを見たとき、その価格差を考えるとユーザーとしてはなかなか承服しかねるのではないだろうか。

 もし、915P-AでCPU以外の既存パーツを流用したいパフォーマンス重視志向のユーザーであるならば、ゲームの設定はやや軽めになるように心がけることをお勧めしたい。その状態ならば、AGP Expressに差していたとしても、ミドルレンジとは一線を画した、ハイエンドにふさわしいパフォーマンスを発揮してくれるだろう。

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