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これ一つで生PEGもばっちりTVで再生可能――挑戦者「MovieTank」(2/3 ページ)

アイ・オー・データ機器が展開する、パワーユーザー向けのパーツブランド「挑戦者」。このブランドからちょっと変わった製品が登場した。7月31日に発売される「MovieTank」はMPEG-1/2/4やMP3形式、JPEG形式のファイルを単体で再生できるHDDケースだ。

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日本語に対応したOSDにより各種操作をコントロール

 MovieTankをTVに接続して電源を入れると、TV画面には専用のOSDが表示される。このOSDをリモコンで操作しながら、各種メディアファイルを再生したり、機能の設定を行う。


起動時に表示されるOSD

 まず、メディアファイルの再生方法だが、OSDのメインメニューから、再生したいメディアファイルの種類を選択し、あとは一覧表示の中から再生させたいファイルを選択して再生すればよい。

 例えば、動画ファイルを再生させたいのであれば、メインメニューから「VIDEO」を選択する。すると、MovieTankに内蔵したHDDの内容が一覧表示される。そこから、フォルダをたどるなどして目的の動画ファイルを選択し、リモコンの再生ボタンを押せば再生が開始される。


動画ファイルの一覧を表示

 サウンドファイルを再生させたい場合は、メインメニューから「AUDIO」を、静止画ファイルを表示させたい場合には、メインメニューから「PHOTO」を選択する。それ以降の操作は基本的に同様だ。各マルチメディアファイルの再生操作は非常にシンプルでわかりやすい。

 ちなみに、MOVIEを選択した場合には動画ファイルのみ、AUDIOを選択した場合にはサウンドファイルのみ、PHOTOを選択した場合には静止画ファイルのみが一覧表示される。そのため、動画ファイルやサウンドファイル、静止画ファイルを同一フォルダにまとめて保存していたとしても、目的のファイルを簡単に見つけ出せる。

 特殊再生機能としては、フォルダ内の全ファイルを順次再生させる機能と、フォルダ内のファイルをランダムに再生させる機能が用意されている。当然だが、動画ファイルやサウンドファイルは順次再生、また静止画ファイルはスライドショーとなる。

 この全再生機能は、基本的に同じフォルダ内の同じ種類のメディアファイルのみとなるが、メインメニューから「PLAYLIST」を選択すると、再生したいファイルを登録してプレイリストを作成できる。PLAYLISTには、動画ファイル、サウンドファイル、静止画ファイルの全てを指定できるので、種類の異なるメディアファイルの自動再生が可能となる。


PLAYLISTでは動画ファイル、サウンドファイル、静止画ファイルの全てを指定できるので、種類の異なるメディアファイルの自動再生が可能

 動画ファイル再生中には、リモコンの早送り・巻き戻しボタンで再生スピードのコントロール可能だが、設定メニューで分単位のスキップを行うという設定に変更可能となっている。これは、HDDレコーダーなどに搭載されている、1回押せば15秒や30秒スキップする、といった感じの機能で、TVを録画したファイルを再生させたい場合などに活躍する機能だ。また、リモコンの「goto」ボタンを押して、テンキーで時間を入力することで、入力した時間までジャンプするという機能も用意されている。

 今回はマニュアルも付属しない試作機レベルでの試用だったため、MovieTankに用意されている全ての再生機能を試せていない可能性もあるが、マルチメディアファイルを再生させるという機能面は、シンプルではあるものの大きな問題はないと感じだ。

USB2.0やコンポーネント出力にも対応するなどなかなか高機能

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