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ちょきちょき切って好みの形に――安価で効果大のファンダクト「CV-1」をチェック週末アキバPick UP!レビュー

アキバに登場した注目の新パーツを速攻で試す「週末アキバPick UP!レビュー」。今回は、7月2日の調査で発見したプラスチック製冷却ダクト、「スーパーファンダクト CV-1」をチェックした。

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 Kool Solutions「スーパーファンダクト CV-1」(以下、CV-1)は、CPUをクーラーごと覆って、ケース底の比較的冷たい空気を取り込むことができるようなプラスチック製のファンダクトだ。

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スーパーファンダクト CV-1

 CV-1は、プラスチック製なだけにハサミで簡単にカット可能というのが特徴となる。刻まれている数本の溝に沿ってカットし、大まかなサイズを調整、後でPCケースの形状やマシンの内部状況に合わせて、細かなサイズ調整も行える。

 そして内側のカバー真ん中辺りには、4センチファンを2基取り付け可能となる溝も掘られており、グラフィックスカード用としても空気を導くことができるようにもなっている。

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カバーの真ん中辺り、ちょうどグラフィックスカードの位置には、4センチファンを取り付けるための円形の溝が二つ付いている。使用する場合は、カッターなどで切り抜こう

「形合わせ」が重要、そして一番面白いところ

 では、早速取り付けてみよう。

 CV-1は、組み込む前の入念な「形合わせ」が重要であり、ある意味一番面白いところである。

 一番上のCPU用8センチファン、グラフィックスカード用4センチファンなど計3基のファンを取り付けることが可能だが、静音性やエアフローを考えると、やみくもに全部つければいいというものでもない。

 というわけで、ショップで勧められたとおり、8センチファンと4センチファンを一つづつ付けてみた。

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CV-1を分解。外側のカバーが上下で分割でき、CPU側のファンが取り付けやすくなっている
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ファンを2箇所に装着。風向きは、当然だがケース底から上に向かって吹くようにする
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溝に沿ってカット。ハサミで簡単に切れる

 電源ユニットなどに、付属の大型フックを両面テープで固定し、CV-1をつり下げる。底面は、同じく小型フックで固定すれば取り付け完了だ。半透明ブルーの素材なので、光モノのファンを使用している場合は、機能を損なうことなく、また違った光りかたが楽しめそうだ。

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電源ユニットに付属の両面テープやマジックテープを貼り、フックでCV-1をつり下げる

適当に取り付けただけなのに、CPU温度が45度から41度に

 では肝心の冷却効果を見てみよう。

 CV-1のあり/なしで、OSを起動してから5分後の温度と、PCMark04を2回フルテストした直後の温度を比較した。

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CV-1装着あり/なしでのCPU温度比較グラフ。AOpen「SilentTek」でCPU温度計測
使用システム
CPU:Pentium 4/2.40B GHz
マザーボードAOpen「MX4GER(J)」(Intel 845GE搭載)
メモリ:PC2100 DDR-SDRAM 256Mバイト×2(512Mバイト)
OS:Windows XP Home Edition SP1
※測定時の室温は約30度

 このCV-1、適当に設置してもCPU温度を約4度(使い方や設置方法を工夫すればもっとだろう)も下げられる、それでいて価格は約2400円前後。これを考えると、かなりコストパフォーマンスがよいパーツなのではないだろうか。

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