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キヤノン、EOS 20Dを発表――起動時間0.2秒、毎秒約5コマの連写が可能(2/2 ページ)

キヤノンは8月20日、「EOS 10D」の後継機種として「EOS 20D」を発表した。起動時間が約0.2秒と高速になったほか、5コマ/秒での連続撮影が可能。また、EOS Kiss Digitalで採用されたEF-Sレンズが装着できる。価格はオープンプライスで、ボディのみの店頭予想価格は19万円前後。9月下旬より発売開始。

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EF-Sレンズに10〜22ミリの広角ズームレンズが登場

 EOS 20Dに合わせて、EF-Sレンズのラインアップも強化された。EOS 20Dレンズキットに採用されているEF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMのほか、10〜22ミリ(35ミリフォーマット換算で16〜35ミリ相当)という広角ズームレンズ「EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM」がの2つが発売される。また、これまでEOS Kiss Digitalのレンズキットのみに付属した「EF-S 18-55mm F4-5.6 USM」も単体で販売を開始する。

 EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMは非球面レンズ3枚+スーパーUDレンズの10群13枚で構成される。円形絞りを採用しているほか、AFモードのままでマニュアルフォーカスが可能な「フルタイムマニュアルフォーカス機構」を搭載している。ズーム全域での最短撮影距離は0.24メートル。


10ミリからの広角に対応したEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM。EF-Sレンズのため、従来のEOS 10Dでは利用できない

 EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMは、「IS」(Image Stabilizer)の名前の通り、EF-Sレンズとしては初めて手ぶれ補正機能を搭載するレンズ。IS機能により、シャッタースピード換算で約3段(1/15秒でも1/125秒で撮ったのと同じ効果)が得られるため、手持ちでの夜景撮影時に効果を発揮するとのこと。12群17枚のレンズで構成されており、フレアやゴーストを抑制するためのレンズ配置やコーティングが施されている。ズーム全域での最短撮影距離は0.35メートル。

 サイズは全長92ミリで重さ475グラム。「EF28-135mm F3.5-5.6」と比べて全長で-4.8ミリ、重さで-65グラムとコンパクトになった。


EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM

 価格と発売時期は以下の通り。

製品名 価格 発売時期
EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM 9万8000円 2004年11月下旬
EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM 8万7000円 2004年9月下旬
EF-S 18-55mm F4-5.6 USM 3万円 2004年9月下旬

 なお、このほか対応するシステムアクセサリーとして、「スピードライト550EX」の後継となるガイドナンバー58の「スピードライト580EX」、580EX対応のコンパクトバッテリーパック「CP-E3」、コンパクトバッテリーマガジン「CPM-E3」、スピードライトブラケット「SB-E1」なども発売される。


スピードライト 580EX(EOS 20D装着時)
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