MCE2005とLGA775 Pentium 4との親和性を強調――「インテル LGA775 EXPO」イベントレポート(2/2 ページ)
9月19日、秋葉原ラジオ会館で自作PCイベント「インテル LGA775 EXPO」が開催された。LGA775システムと自作PCでも搭載可能となったWindows XP Media Center Edition 2005におけるデモ、そして自作PCパーツベンダーによる未発売製品展示などが行われた。
コア/メモリクロックを切り替え可能なDual BIOS搭載グラフィックスカード
一方グラフィックスカード製品は、GeForce 6600/6600GT、RADEON X600 Proチップ搭載製品を中心に、各メーカーによる展示が行われた。
ABIT「RX600Pro-Guru」はRADEON X600 Proを採用、加えてジャンパの変更でコアクロックやメモリクロックなどの設定を切り替えることができるDual BIOS機能を備える。10月発売予定
マザーボード製品に関しては、インテル915P/G/925チップ搭載マザーが多数展示されていた。ほとんどが発売済みだが、これから発売予定の製品も展示されていたのでその一部を紹介しよう。
AOpenでは、未発売のIntel 915P搭載マザー「i915Pa-EFR2」を展示。主な特徴は、ギガビットLANとIEEE1394をオンボード搭載され、DDR2 SDRAM対応で、10月末発売予定。また、Pentium M対応マザー「i855GMEm-LFS」は9月末発売予定となっている。なおi855GMEm-LFSに関しては、専用CPUクーラーが付属し、これまで入荷数が少なく入手困難となっていた製品とは違い、かなりの数を出荷する予定とのことだ。
また、発売済みのLGA775対応キューブ型ベアボーン「XCcube」に、Windows XP Media Center Edition 2005対応モデルの追加を示唆した。
ジェットエンジン風CPUクーラー、液冷キット標準装備のPCケースなど
ASUSブースでは、発売済みのLGA775関連製品以外に、ジェットエンジンのような形の未発表LGA775/Secket 478対応CPUクーラーが展示されていた。型番や主なスペックは不明だが、3.5インチベイに装着可能なファンコンが付属するようだ。発表は10月中で11月発売が予定されている。
オウルテックブースでは、11月発売予定となる液冷キットを標準搭載したPCケース「OWL-612-SLT/WC」が展示されていた。このケースは、山洋電気製液冷システムが採用され、大型ラジエータとそれを冷却するファンが組み込まれたPCケースとして、半キット状態で発売されるようだ。
GIGA-BYTEブースでは、LGA775システム対応ベアボーンキット「MB91 VB2」が大々的に展示されていた。搭載マザーはIntel 915G搭載の「GA-8I915G-MF」のようで、10月中旬発売予定となっている。
ニプロンのブースでは、24ピンのLGA775システム、Serial ATA対応電源「PCSA-470P-E2J1」が展示されていた。同社は、現在でもPCメーカーへのOEM供給を行なう電源メーカーだが、電源の単品販売はPentium III時代以来となる。出荷開始は10月末〜11月初旬が予定されており、現在、同社Webサイトで予約受付中となっている。価格は2万5300円。
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