レビュー
28ミリからの広角に対応するFinePix E510と、4倍ズームのFinePix E550を比較してみた(3/3 ページ)
FinePixの新シリーズとして「FinePix E510」と「FinePix E550」が同時に発表された。見た目もすごく似てる明らかな兄弟機なので、ついつい「E510/E550」と一緒に扱われがちだが、両方をよく比べてみると、デザインとユーザーインタフェース以外はまったく似て非なるデジカメなのだ。
E510/E550、作例
○比較編
両者を比べると、解像感や色のコクはE550のほうがあることが分かる。また画角の違いは大きく。広角系ではE510、望遠系ではE550という感じだ
上はE550、下はE510でどちらもISO200で撮影。右下のミニカーを見るとE550の方がノイズが少なく滑らかなのが分かる。感度ではE550の方が有利で、暗いところでの実用性は高い(オリジナル画像はこちら)
○E510編
江戸東京たてもの園にて旧い都電の車両を見上げて撮影。広角の面白さは縦位置で撮ったときにより出やすい。青空や都電の黄・赤といった原色系の色が鮮やかに出るのはFinePixの楽しさだ。もうちょっとシャープさがあってもいいかも(オリジナル画像はこちら)
江戸東京たてもの園にて昔の文具屋をISO 200にて撮影。AWBだと色がきれいに補正されすぎたので、ホワイトバランスを昼光に固定して撮影し直した。この強力なホワイトバランスもウリのひとつ(オリジナル画像はこちら)
○E550編
非常に暗い旧い味噌屋の店内で、ISO 800に増感して撮影(それでも1/10秒だった)。画像サイズは300万画素相当に小さくなるし、さすがにノイズも多いが、ISO 800でこれだけ撮れれば問題なかろう。非常に便利なモード(オリジナル画像はこちら)
こちらも荒物屋の店内にてISO200に増感して撮影。日差しによる陰影がしっかり出ているし、発色もコクがあってよい。これは6Mモード(600万画素相当モード)で撮っているが、実用的にはこのモードで十分だと思う(オリジナル画像はこちら)
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