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低価格でもマニュアル系機能を楽しめる質実剛健カメラ――PowerShot A95(3/3 ページ)

「PowerShot A95」はオーソドックスすぎるほどオーソドックスなマニュアル系普及型デジカメである。本当はマニュアル系機能を駆使して撮影したいのに、ハイエンド機を買うほどの予算は全然ない。でも5万円以下のモデルはみな撮影機能が削られたフルオート系デジカメばかりで、オレが欲しいのはそんな軟弱なカメラじゃないんだあ、という人にうってつけのデジカメなのだ。

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PowerShot A95作例


店頭にあったバラの花束を色効果モードオフのプログラムAEで撮影。この分かりやすく鮮やかな色彩がキヤノンらしさ。ディテールもけっこうしっかりしてて暗部のノイズもかなり抑えられている(オリジナル画像はこちら

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同じ青空のカットを色効果オフ(下)とくっきりカラー(上)で撮り比べ。ただでさえ鮮やかな青空も、くっきりカラーにするとここまで蒼くなり、家の赤いレンガもより鮮やかになっているのが分かる。派手め好き、あるいはわざと派手目に撮りたいときにはたまらない発色だ

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同じ位置からワイド端とテレ端で撮影。くっきりカラー使用。3倍ズームでこんな感じで寄れる。テレ端でのシャープさはもうちょっと欲しいかもしれない

哲学堂公園にて撮影。逆光のため、輝度差が激しいエッジに出てしまう縁取りなど気になる点もあるが、苛酷な条件の割にはしっかり撮れていて不自然さも少ない(オリジナル画像はこちら

マクロモードにて赤とんぼをほぼ正面から撮影。完全に逆光だったためAF的にも露出的にもレンズ的にも厳しい構図だったけれどもなんとかちゃんと撮れた。色効果はオフ。暗部に若干のざらつきもあるが、このクラスのデジカメでこの条件でこれだけ撮れれば文句はないだろう。回転式液晶のためこういうアングルも楽(オリジナル画像はこちら

日陰で暗かったのと動きをしっかり止めるためにISO 200で撮影した野良猫。背景にざらつきはあるが、ISO 200なら十分実用的。こういう縦位置ローアングルを撮るとき、回転式液晶は非常に重宝する(オリジナル画像はこちら

風景モードにし、-2/3段の露出補正をかけて撮った夕焼け。遠くに見えるのは富士山である(オリジナル画像はこちら

暗い店内だったため、白い皿でホワイトバランスを撮ってマクロモードで撮影。白熱灯系の店内でもカスタムホワイトバランスを使えれば料理の色をきちんど出せる。ISO 100で1/6秒。プラスの露出補正をしたかったところだ(オリジナル画像はこちら

昼寝する2匹の猫。後ろの猫にピントを合わせ(アクティブフレームコントロールはこういうとき便利)、くっきりカラーモードで撮影。毛の感じも描写されているし、ハイライト部も適度に白トビしていてコントラストもいい感じである(オリジナル画像はこちら
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