レビュー
ほどよくまとまったマニュアル系700万画素コンパクト――DSC-V3(3/3 ページ)
「DSC-V3」は黒くて少し大ぶりで曲面を多用して凹凸がはっきりしていてグリップも深く、テイストとしては、2003年末に登場したハイエンド機「DSC-F828」のボディ部分を設計し直して少しコンパクトにし、4倍ズームレンズを付けたようなデジカメだ。
DSC-V3、作例
江戸東京たてもの園にて旧型ボンネットバスを撮影。強いコントラストがしっかり残っていて露出も完璧。輝度差が激しいハイライト部にやや偽色がみられるが、コンパクト機としてはメリハリがあっていい感じだ(オリジナル画像はこちら)
公園にて空き缶に入った水を飲んでいる野良猫を望遠で撮影。暗い木陰だったので、ISO 200に増感して1/25秒F4。ISO 200くらいなら、人肌のように滑らかさが重要な被写体でない限り普通に使えそうだ(オリジナル画像はこちら)
江戸東京たてもの園にて古い民家の台所風景を撮影。室内で暗かったため、ISO400に増感してある。1/30秒F2.8。暗部のノイズは目立つが、これだけ撮れればけっこう実用的。逆光だが白飛びも不自然ではなくいい感じ(オリジナル画像はこちら)
さらに暗い江戸時代の民家にて再現された当時の食卓を撮影。ISO 800にしたが1/5秒(-2/3段の露出補正をかけてある)。見てのと降りかなりノイズは出たが、色はけっこうしっかり出ているので用途によってはかなり実用的(オリジナル画像はこちら)
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