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PCでMacを動かすエミュレータ「Cherry OS」登場

Cherry OSがエミュレートする仮想マシンは、ホストコンピュータのハードウェアリソースを完全に利用でき、ホストCPUの約80%のパフォーマンスで実行されると開発者は話している。(IDG)

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 米Microsoftの「Virtual PC」は、MacでWindowsアプリケーションを走らせる便利な方法として批判派にも賞賛されてきた。しかし、その逆が必要になった場合はどうすればいいのだろうか? ハワイのマウイに本拠を置くMXSは10月12日、まさにその逆のことを実行するエミュレータ「Cherry OS」を発表した。Cherry OSはPC上でMac OS Xを実行できると開発者は話している。

 Cherry OSがエミュレートする仮想マシンは、完全なネットワーク機能を備え、ホストコンピュータのハードウェアリソース(HDD、CPU、RAM、IEEE 1394(FireWire)、USB、PCI、PCMCIAバス、イーサネット、モデム)を完全に利用できる。開発者によると、仮想マシンはホストCPUの約80%のパフォーマンスで実行されるという。

 「これで約6億人のPCユーザーが、Macのアドバンテージを手にすることができる」と開発者のアーベン・クリュエジウ氏。「1台のコンピュータですべてのソフトを使える。PCユーザーがMacソフトを使ってメールを受信すれば、おそらくウイルスをやトロイの木馬、スパイウェアを避けられるだろう」

 Cherry OSはオンラインでダウンロード配布されており、価格は49ドル95セント。Mac OSとアプリケーションは含まれない(訳注:現在は配布は行われておらず、Cherry OSのサイトには、トラフィックが殺到し、ハッキングの試みがあったため、対処中であると記されている)。

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