レビュー
「普通プラスαがいい」という人のための、オトナのノート――日本HP「nx4800/CT」(1/3 ページ)
「ディスプレイはできるだけ大きい方がいい」「少しでもコンパクトな方がいい」「プレインストールソフトはいらないから少しでも安くして」「予算や用途にあわせてカスタマイズしたい」――そのようなニーズを満たすモデルの一つ、それが日本HP「nx4800/CT」だ。
日本ではいわゆるB5サイズの小型ノートPCが一定の市場を確保しているが、世界的に見るとニッチな市場である。その最大の理由はキーピッチの狭さであり、欧米人にはフルピッチサイズとなる19ミリが少しでも狭くなると、とたんに入力のしにくさを感じてしまうらしい。
今回試用する、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)「nx4800/CT」は、ほどよく小型ながら1280×768ドット表示(WXGA)対応の14インチワイド液晶ディスプレイを搭載し、ほぼ全域19ミリピッチ(フルピッチ)キーボードを採用するパーソナルノートPCだ。
14インチワイド液晶搭載ながら、標準構成モデルは11万円からという価格
日本HPは、B5モバイルモデル「nc4010」というモデルもラインアップしている。このモデルの本体サイズは279.4(幅)×233.7(奥行き)×27.9(高さ)ミリであるのに対し、nc4800は334(幅)×230(奥行き)×33(高さ)ミリとなる。nc4800は14インチワイド液晶を搭載するため、幅こそやや広いものの、奥行きや高さはさほど変わらない。
なお、重量こそは約2.36キロとモバイルノートというにはやや重いが、14インチワイド液晶にCeleron M 330、CD-RW/DVDコンボドライブ搭載の2スピンドルマシンとしてはかなり安価な、11万9700円(標準構成モデルの場合)という価格も大きな魅力である。
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