DDR2も搭載可能な未発表チップセット搭載ノートPCも展示――AOpenイベント「PC DIY Expo」:週末アキバPick UP!
秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロントで行われるPCパーツベンダーによるイベントも今週で3週め。今回はAOpen製品を中心に、国内代理店のシネックスが取り扱うELSA、Seagate、Arimaといったメーカーの製品展示が行われた。
AOpenは11月27日、秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロントにおいて、自作ノートPCのデモ・セミナーを中心に各種製品を展示する「PC DIY Expo ノートパソコンを自作しよう」を開催した。
展示の中心となるのはAOpen製品をはじめとする自作用ノートベアボーンキット各種製品である。AOpen以外には、ASUSやArimaなどの製品も展示されていた。ArimaはNEC製ノートの製造なども行う台湾ノートPCメーカーで、シネックスを通じて、ツクモやソフマップといった店舗で取り扱うショップブランドノートを製造、出荷している。
何より注目すべき製品は、インテル未発表のチップセットなるものを搭載するAOpen製ノートベアボーンキット「1558-JL」だ。
一見すると他のノートPCと変わらないが、スペック表を見ると「ノート用次世代チップセット」と書かれたノート「1558-JL」。OS上にも「Internal use only」と表示された英語版Windows XPがインストールされており開発中を匂わせる。
CPUはFSB400/533MHz対応のPentium Mを搭載可能で、DDR2 SDRAMに対応、HDDにノート用Serial ATAタイプに対応するなど、性能向上が大きく望める要素が詰まっており、期待できるスペックを持つようだ。
チップセットが未発表ということもあり、残念ながら来年発売の予定である以外の詳細については未定だ。スペックについてもあくまで開発中のものであり、変更される可能性もある。
最大騒音レベルが30デシベル前後と、静音性も高いキューブ型ベアボーン「XC Cube EZ855」。並べて置かれているのはLGA775に対応するベアボーン「POWER MASTER」。こちらは12月下旬発売予定
次は、未発売のPentium M対応のキューブ型ベアボーン「XC Cube EZ855」だ。Intel 855GME搭載マザーを搭載するキューブ型ベアボーンキットで、こちらは12月中旬に発売を予定、価格は未定とのこと。
ハードウェアDivXエンコーダ搭載TVキャプチャー製品も
奥のブースではELSA製外付けTVキャプチャーユニットの新製品「ELSA EX-VISION 1700TV USB」が展示されていた。
EX-VISION 1700TV USBは、MPEG-2/4、DivXに対応するハードウエアエンコーダーを搭載し、ゴーストリデューサーや3次元Y/C分離といった高画質化機能も備えるのが特徴だ。対応フォーマットにMPEG-1が含まれていない点については「DivXやMPEG-4に対応するため、そしてコスト減のために省いた」(エルザジャパン説明員 神能氏)としている。発売時期は12月下旬で価格は2万5000円前後となるようだ。
そしてその隣のSeagateブースでは、容量5Gバイトの1インチHDDを内蔵するポータブル外付けHDDを展示していた。
丸型で持ち運びやすそうな外付けHDD「USB2.0 Pocket Hard Drive」。中に入っているのは同社製1インチHDD。同ドライブはクリエイティブメディアの「NOMAD MUVO2 FM 5GB」などにも採用されており、国内でも実績のあるドライブだ
1インチHDD内蔵だけあって非常にコンパクトで、伸縮可能なUSBケーブルを搭載する。海外での出荷はすでに開始されているが、国内発売に関しては来年となるようだ。
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