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個人情報保護機能が搭載された2大セキュリティソフト――ウイルスバスター2005、NIS2005(3/3 ページ)

近年はウイルス対策以外にも、さまざまなセキュリティ対策を行うことが常となってきており、2大ウイルスチェックソフトも個人情報保護機能を新たに搭載した。そこで今回は、改めてウイルスバスター2005、NIS2005の違いをチェックしてみた。

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不正アクセスを防止する独自機能

 双方同じコンセプトだが、不正アクセスに対するオリジナルのセキュリティ機能を搭載する。それがウイルスバスター2005における「無線LANパトロール」と、NIS2005の「侵入検知」機能だ。

ウイルスバスター2005

 「無線LANパトロール」機能は、無線LAN経由の不正アクセスを監視する機能だ。一定時間ごとにネットワークに接続機器をチェックし、覚えのないPCが進入できないようにできる。

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「プロパティ」→「除外ルールを追加する」ですべてのアクセスを遮断できる。アクセスを許可するPCは「信頼する」をチェックしておく

NIS2005

 PCに対するアクセスを検出し、自動的に接続を遮断する「侵入検知」機能を搭載する。単に不正アクセスを監視するだけでなく、自動的に対処してくれるのが特徴だ。

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「侵入検知」→「設定」→「拡張」と選択し、対処する不正アクセス方法が確認できる。

手軽さならウイルスバスター2005、細かい設定にこだわるならNIS2005

 ウイルスバスター2005、NIS2005双方ともWindows XP SP2に対応し、これに搭載されるセキュリティセンターと連携できるようになっている。

 分かりやすいインタフェースと設定手順の少なさで、ビギナーならウイルスバスター2005が使いやすいかもしれない。パッケージ版は8925円、ダウンロード版は5250円。

 デフォルトでも問題なく使えるが、設定項目が多いのがNIS2005の特徴で、機能の充実しているという感覚だ。パッケージ版は1万290円、ダウンロード版は5775円となっている。

 ちなみに、ネットワーク経由でウイルス定義ファイルやプログラムのアップデート機能が備わるが、バンドル製品の場合は90日、製品版は1年間有効で、有効期限が切れた場合には更新する必要がある。更新費用はウイルスバスターが3150円、NIS2005が4200円(NIS2003以降、製品/ダウンロード版の場合)となる。

 従来バージョンのユーザーは、さらに1年間契約更新するか、新バージョンを購入するかの選択を行うことになる。ウイルスバスターはダウンロード版の場合、差し引き2100円、NISは1575円で新バージョンへアップグレードできる計算となる。新たに搭載された個人情報漏えい防止機能や、フィッシング詐欺防止機能は、万が一の被害を考えると価格の価値が分かると言えよう。

ウイルスバスター2005 インターネットセキュリティ

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ノートン・インターネットセキュリティ2005

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