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リビングルームに置く「家族みんなのPC」――DREAMSYS KLA2285(3/3 ページ)

まるでミニコンポのようなデザインを持つキューブ型PC「DREAMSYS KLA2285」。Intel 915G+Celeron Dベースというそこそこ高いスペックを持ちながら9万9800円前後という価格、そして木製スピーカーとリモコンも付属するAV機能が特徴である。今回はこの「ミニコンポ風PC」を試用してみた。

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3段階に調整できるCPUクロック調節モードはベンチでどのくらい差が出るか

 では、パフォーマンスをベンチマークソフトでチェックしてみよう。

 コストパフォーマンスを重視したCeleron D搭載モデルであるが、2.80GHzとなれば通常使用におけるパフォーマンスに不安は少ないだろう。

PCMark04でのベンチマーク結果

Score

3DMark2001SEでのベンチマーク結果

Score

 定番のPCMark04と3DMark2001SEでチェックしてみると、PCMark04でのCPU Scoreは3000近くで、オーバークロックされるTURBOモードに設定すればよりスコアアップが可能だ。気が付いたところは、やはり3段階のCPUクロック調節モードは、メモリなどの動作クロックも一緒に変わるというところだ。

 また、Graphics Scoreが低いのは内蔵グラフィックス機能を利用する限りしょうがないところだが、DirectX 9にも対応する内蔵グラフィックス機能「GMA900」なので、軽めの3Dゲームなどを低解像度で楽しむ分にはそこそこ大丈夫であろう。もちろんKLA2285は、PCI-Express x16を1基搭載するため、気になるユーザーはグラフィックスカード増設を行うこともできる。

 最後のHDD ScoreはさすがにSerial ATA接続タイプの7200rpmモデルだけにそこそこのスコアである。

リビング設置スタイルのミニコンポ風「家族みんなのPC」

 省スペースで設置スタイルも自由性があるキューブタイプ、そして前面パネルやリモコン操作を含めたオーディオ機能を充実させ、TVチューナーを搭載するなどAV系機能への対応、キーボードまで含めたトータルなデザインなど、KLA2285は他社にも存在するAV機能も特化させたベアボーンキットにはないプラスαの特徴を持つ。

 そしてPC1台として見れば、価格はショップブランドPCに近いところまで抑えられており、価格面でもそこそこのお値打ち感がある。すなわち、リビングルームに置ける「家族みんなのPC」を欲するユーザーにはとくにお勧めできそうな製品だ。

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