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Intel、仮想化技術Vanderpoolの予備技術仕様公開

Intelは仮想化技術Vanderpoolの予備技術使用を同社サイトで公開し、普及拡大に努める。

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 米Intelは1月20日、コードネーム「Vanderpool」と呼ばれる仮想化技術の普及を目指し、予備技術仕様の「Vanderpool Technology External Architecture Specifications」(EAS)を同社サイトで公開した。

 仮想化技術ではシステムを独立したパーティションに区切り、複数のOSやアプリケーションを同時に実行できる。Intelは今年、ItaniumベースのプラットフォームでVanderpool技術を提供するほか、デスクトップ向けプロセッサとチップセット製品でも予定を1年前倒しして、年内に提供する計画。

 今回公開された仕様には、Vanderpoolに関する概要と、IA-32およびItaniumベースのプロセッサプラットフォームに対応した仮想化ソフトを手掛ける開発者向けのガイダンスが含まれる。Intelではこれまでも大手ソフトベンダーと協力してVanderpoolの普及拡大に努めており、現在、Vanderpool対応の仮想マシンモニタアプリケーション開発などのプロジェクトが進行中。

 Vanderpool技術を取り入れることで、企業ではPCの一部を区切ってシステムアップグレードとメンテナンスに利用でき、エンドユーザーの作業を中断する必要がなくなる。

 ホームユーザーも将来的に、仮想パーティションを作成してゲーム用、パーソナルビデオレコーダ(PVR)用など複数の独立した環境を作り出すことが可能になるとIntelは説明している。

 3月1日から3日までサンフランシスコで開かれるIntel Developer Forum(IDF)では、Vanderpoolを基盤としたソリューションについてさらに詳細を明らかにする方針。

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