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縦型&無線LANで置き場所に困らない新「AVeL LinkPlayer」レビュー(1/4 ページ)

アイ・オー・データ機器からDivX、WMV9の再生に対応した「AVeL LinkPlayer」の新モデル「AVLP2/G」が登場した。「AVLP2/DVDG」からDVDドライブを外し、無線LANを内蔵した製品といえるが、いくつかのアップデートも見られる。また今回は、同社製TVチューナーカードとの連携機能も検証してみたい。

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 パソコン量販店では専用コーナーも設けられるケースも増え、目にする機会が多くなったDivX対応のメディアプレーヤー。初期の製品はDVDメディアに保存したファイルを再生するタイプが主流だったが、最近ではLAN接続によるパソコン上のファイル再生に対応し、さらに無線LAN機能を内蔵するなど、多機能製品が中心になっている。

 このような多機能化の流れの中で、DVDドライブを廃し、小型化を実現したのがアイ・オー・データ機器のAVeL LinkPlayer「AVLP2/G」だ。機能的には「AVLP2/DVDG」からそっくりDVDプレーヤーを取り去ったイメージで、DivX/WMV9の動画再生をサポート。有線LANとIEEE 802.11g/b無線LANを内蔵している。

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DVDドライブ搭載製品と比較するとグッとコンパクトで、縦置きも可能になった。上部にあるインジケータは電源ON時に緑、スタンバイ時に赤に点灯する。無線LAN用のアンテナは可動式で、不要なら外すこともできる

 小型になったきょう体は無線LANルータ程度のサイズで、縦置き可能。テレビの脇など小さな底面積で設置することが可能になった。もちろん横置きもできるから、大型のブラウン管テレビであればその天板上に設置することも可能だろう。DVDドライブを廃したため、奥行きが16センチと非常に短くなった点も、設置の自由度を飛躍的に高めている。

 出力端子は、映像がD端子(D4)、DVI-I、S端子、コンポジット、音声がデジタル(同軸/光)、アナログ2チャンネルとそつなく抑えている。S端子やコンポジットビデオ、同軸デジタル、アナログ音声ケーブルは、付属の専用ケーブルを経由して接続するようになっているが、下手に狭いスペースに押し込まれるよりはいいだろう。

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一部の端子を専用ケーブルにまとめたため、背面はすっきり
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ACアダプタはコンセント部と電源部が一体となったタイプなので、ACタップなどを利用する場合は注意が必要だ

 ネットワーク接続は、100Mbpsの有線LAN、最大54MbpsのIEEE 802.11g/b無線LANのいずれかとなる。無線LANのセキュリティはWEP 64/128ビットに対応するが、WEPキーの入力は16進数形式のみ。リモコンの数字キーを使って携帯電話のように入力するスタイルで、この点は少々面倒だ。セキュリティ面の問題などもあると思うが、例えば有線LAN接続したパソコンからの設定なども可能にしてほしいところ。

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ESS-IDを通知しているアクセスポイントなら、一覧から選択するだけでいい。WEPキーの入力は16進数形式のみで、文字形式には対応しない

 付属のリモコンは、DVDドライブ搭載の「AVLP2/DVDG」「AVLP2/DVDJL」の物と比較すると、DVDビデオ関係のボタンが省略され、コンパクトで分かりやすくなった。利用頻度の高いボタンはだいたい中央部に配置されており、片手で保持して親指だけで操作が可能だろう。

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リモコンはデザインもボタン配置も大きく変更された。下部にはボタンが配置されていないため、中央部を握って無理なく操作できる。少々スタイリッシュさには欠ける感はあるが……(クリックで拡大)

プレーヤーとしては標準的

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