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あなたはPC録画に何を望むか――“高画質+α”を追求したキャプチャーカード「GV-MVP/GX」を試すキャプチャーカード(4/4 ページ)

高ビットレート/録画容量/柔軟設定/編集/DVD化/ライブラリ化――HDD/DVDレコーダーを持っていたとしても、こだわりユーザーであればあるほどPCの汎用性や柔軟さを便利に思う。今回は、そのようなユーザーに対するアイ・オーの答えとしてリリースされた、高画質志向のキャプチャーカードを試用してみた。

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もちろん「複数枚差し&複数番組同時録画」にも対応

 視聴・録画ソフトは「mAgicTV 5」を使用する。GV-MVP/GXも、最大6枚まで設置が可能で、最大6番組同時録画に対応する。ただし、同じく複数枚差しに対応するGV-MVP/RX2Wなどと混在する形で「mAgicTV 5」の同時録画機能を利用することは現状できないようだ。

 電子番組表はADAMS EPG+を利用する「mAgic ガイド」を使用する。1024×768ドット(XGA)表示のディスプレイでも都内のキー局すべて(7局)を表示可能で、さらに画面の右のみに現在の番組を表示する「mAgicガイドmini」も加わった。

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視聴・録画ソフトは「mAgicTV 5」

 さらに専用の録画データ再生用ソフト「mAgic Player」は、EPGの説明が表示されるだけでなく、一定時間のスキップで、CMカットが比較的簡単に行える簡易編集機能も備える。作成したチャプターデータは、付属するエンコード/編集ソフト「GVencoder」や「CyberLink PowerProducer 3 for I-O DATA」へエクスポートすることでより高度な編集も可能となっている。

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CMカット、チャプター生成など簡易編集機能が付く録画データ再生用ソフト「mAgic Player」

 GV-MVP/GXは、実売価格で2万円台(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)と最近のキャプチャーカード製品としてはやや高価傾向ではあるが、XCode II採用によるハードウェアエンコード&トランスコード、高画質傾向のキャプチャー画質性能、そして複数枚差しにも対応といった性能を持つ。

 ここぞという番組はPCで編集し、DVDに記録するといったこだわりユーザーから、録画はもちろんトランスコード処理時においてもCPU稼働率が抑えられることで、ややPCスペックが劣るユーザーの利用にも向くことだろう。

 従来製品に物足りなさを持っていたユーザーニーズに応える、そして「汎用性が高い」PCで利用するにおけるメリットを存分に活かすことができる製品だ。

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