“気持ち大きめ”が実は使いやすい――分解能切り替え機能付きマウス「グランツHS」を試す(1/3 ページ)
サンワサプライから最新のトレンドを抑えた多ボタンマウスが発売された。Officeアプリ使用ユーザーにとくに便利な横スクロール+“ちょっといい”配慮のいくつか、そしてワンタッチでマウス速度を切り替えられる機構が備わっている。
サンワサプライから最新のトレンドを抑えた多ボタンマウス「グランツHS」が登場した。横スクロール機能の搭載を筆頭に、より操作を簡単にしたいと多機能マウスを求めるユーザーニーズに応え、随所に小粒な配慮が見受けられるモデルとなっている。
対応インタフェースはUSB(およびアダプタによりPS/2)。彩り豊かな6色のカラーバリエーションが用意され、左右ボタンをボディと一体化させるなど、デザイン面での配慮も要所に見受けられる。
「グランツHS」のカラーラインアップ。左からブルー(MA-G9BL)、シルバー(MA-G9S)、ダークシルバー(MA-G9DS)、レッド(MA-G9R)、ホワイト(MA-G9W)、ブラック(MA-G9BK)
マウスとしては少し大きめのサイズで、中央部が高めに盛り上げられている左右非対称デザインが特徴的だ。
全体は滑らかな曲面調で構成され、手のひらでしっかりと抱え込むことができる。そのため、手のひらで抱え込んで持つ多くのユーザーにとってしっくりとくるだろうと思われる握り心地だ。マウスを指でつまむように持つコンパクトタイプのモデルとは違い、疲労しにくく長時間利用にも適する、マウス本来に欲求される重要項目をしっかりと押さえたモデルと言える。
機能面での最大のトピックは、横スクロールにも対応したスクロールホイールだ。ホイールは前後に回転させればもちろん縦スクロール、左右に傾けることで横スクロールが行える。
現在は縦スクロール操作が容易なスクロールホイール付きマウスが当たり前になっていることもあり、その分横スクロールする時には、マウスポインタをウインドウのスライドバーまで移動させてスクロール操作を行わなければならないことに面倒に感じる。縦スクロールがそうであったように、横スクロール機能も使い始めると欠かせない機能になるだろう。
グランツHSの横スクロール操作は、単にホイールが傾くだけでなく、左に対して右に傾ける操作がより軽いタッチで行える点、これが「おっ」と思える親切な配慮だと感じた。
ホイールの部分は少し右に傾いていることにより、右スクロールが行いやすいのである。傾ける操作の力加減にもよるが、同製品も含めて一般的な横スクロールホイールは真横に操作するのではなく、斜め下気味に指を動かすことで操作する。この角度が下向きになりすぎるとホイールをクリックしてしまう(センターボタンをクリックする)ことになる可能性があるが、少し右に傾いていることでこの誤動作は軽減される。
カスタマイズ可能でOfficeアプリ操作にも便利になる5ボタン
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