日立GST、6GバイトMicrodriveの量産開始

日立GSTが6Gバイトの1インチハードディスクの量産開始を発表した。従来の4Gバイトモデルの小売価格は60％引き下げられた。

[ITmedia]

　日立グローバルストレージテクノロジーズ（HGST）は2月23日、1インチハードディスクドライブのMicrodriveで従来の1.5倍の容量を持つ6Gバイトモデルを量産出荷開始したと発表した。同日、アップルは6Gバイトドライブを搭載したiPod miniの新機種を投入している。

　HGSTによれば、4Gバイトと6Gバイトの2モデルがあるMicrodrive 3K6は、従来製品から小売り価格を最大で60％引き下げたという。6Gバイトモデルの価格は299ドル、4Gバイトモデルは従来の499ドルから199ドルへと、60％の値下げとなった。同社の1インチHDDは最初の売り出し時には499ドルで販売されるのが通常だが、6Gバイトの価格はこれと比べると40％の引き下げだとHGSTは述べている。3K6はCompact Flash Type IIタイプと、組み込みタイプの2種類のインタフェースを持つ。重量は16グラムで、5ミリ厚。

　HGSTでは20％小さい1インチHDDで、8〜10Gバイトの容量を持つ製品を発表済み。「Mikey」のコードネームを持つこの製品は、今年投入される予定だ。